【減塩どうやる?調味液と煮物編 1】
実際に減塩料理を作るってどこでしたら良いの?って思うニャ。そう言ったら、ご主人様が具体的にぶっちゃけ話をしてくれたニャ。
既存調味料を使って煮物を減塩で作るポイント!
まずは手順確認ニャ!
通常のやり方は
野菜を切る→野菜を入れて炒める→肉を炒める→合わせる→調味液を入れる→水を入れる→煮立たせる→灰汁を取る→落し蓋をして煮込む
しかし、調味液を作るにしろ既存調味料を使うにしろ、煮込んでいくうちに味は濃くなって、薄いと感じた時にちょい足しをしてしまうと、味はどんどん濃くなるニャ。じゃあ、どう作ったら良いか?
ポイントは3つ。
1 作りたい塩分濃度を決めて、そこに合わせた調理をする。
2 調理する物の性質を理解する。
3 煮物は温度が下がっていく時に味が染み込む特性を利用する。
何個か例を出して説明するニャ。
【蕪と椎茸と鶉の卵煮】0.5%の煮物の場合
材料(2人分) | 分量 | 処理 |
うずらの卵 (茹で済は便利) | 6個くらい | 生は茹でる |
椎茸 (天日干し15分) | 2つ | 4等分 茎も使う |
蕪 | 2個 | 皮を取って くし型に8等分 |
すき焼のタレ (市販調味液) | 大さじ2 | |
水 | 約360cc |
市販調味液を使うポイント!
塩分計を使うことだニャ!手鍋に材料がすべて納まるくらいの水分で煮るだけにするニャ。それに必要なのが塩分計。
塩分計は使う時の温度が大切。煮立ったものに直ぐ使えないから冷まして使うことに不便さを感じる方が多い。じゃあ、どうやって使うかというと・・・
一番最初に使うニャ!
手鍋に大さじ2杯のすき焼きのタレを入れて約360ccくらいの水を入れて良くかき混ぜて塩分計で測ると0.3%をマークしてるニャ。もし数値が高い場合は0.3%になるまで水を10ccずつ足して測りなおすニャ!
1回煮立たせて、そこに蕪と椎茸を入れて中火で5分程煮たら、うずらの卵を入れて3分煮込む。後は火を止めて味が染み込むのを待つだけ。
汁を冷まして測ってみると、0.5%になっている。水分20ccくらいが蒸発して煮詰まると濃度が少し上がる感じだニャ。
蕪は繊維が細かく火が入りやすいので、8分で火を止めても余熱で写真の様になるニャ。これを大根でやるなら、大根に火が入りやすいイチョウ切りにして作ると良いニャ。
*椎茸は使う前に、15分程天日干ししておくと栄養価が上がる。
他の例としては、
写真は0.7%の標準を作りたい時、始まりは0.5%
大さじ2杯のすき焼きのタレと約340ccくらいの水
参考までに:エバラのすき焼きのタレを使っている
ポイント!
市販の調味液のすき焼きのタレを使う場合、塩分量がメーカーによって違うので
作りたい塩分量の水分量に20cc足したら次の表示に切り替わるポイントを見つけておくと、煮込んでいるうちに蒸発して丁度良い希望塩分の煮物を作りやすくなるニャ。
- 豆知識の他に、一つまみくらいの少ない塩を使った料理が目標。
- 塩分濃度は塩分濃度計で 0.3 0.5 多くて0.7 くらいを目指すよ。
- 基礎疾患、持病などで、お医者さんに食事指導・食事の注意点を言われている方はお医者さんに相談してその指示に従ってください。
- いろいろなやり方を載せていきますが、合わない人もいます。
- 情報として効果・効能・薬効などを記載しますが、それらをお約束するものではありません。体質は一人ひとり違うので、結果も自ずと変わってきます。