2 実はすごい香辛料!

ウサギのファムが、飼い主の薬膳料理の活動や実験を日記にして紹介。

【 実はすごい香辛料! 】

〇月△日 晴れ

今日はスパイスカレー。見慣れない香辛料を鍋に放り込むご主人様曰く。最近、疲れ気味のパパさん(旦那さん)に喝!を入れるために作ったとか。

喝って何?と聞いたら、気合のようなものなんだって。辛さよりも風味と香り重視で、薬効をいろいろ考えて作っているらしい。

そもそも、香辛料ってどんな種類でどんな薬効があるのかな?ノート覗いたら、漢字の羅列だね。なんか、薬の説明書きのような用語がいっぱいだった。

香辛料目的用途の紹介
カレーの粉多種の香辛料が入ったカレーの粉は、それぞれのメーカーで内容が
違うので主な香辛料の紹介をします。
カルダモン抗酸化作用・抗炎症作用・殺菌作用・消化促進・免疫活性・口臭予防・
呼吸器系の不調改善などの効果もあるスパイスの女王。
他、リラックス効果や発汗作用もあります。
クミン消化促進・便秘改善・血圧改善・心臓病予防・貧血予防・活力増強・
産後の不調改善など幅広く効能があります。一部のクミンに抗がん作用も
あるようです。
コリアンダー疲労回復・アンチエイジング・貧血予防・消化促進・食欲増進・
免疫強化・血糖値改善・解毒作用・痰の除去。
クローブ抗酸化作用・鎮痛作用・抗菌作用・情緒安定など。
薬膳では、健胃作用や消化機能の促進、整腸作用など。
フェヌグリーク抗炎症作用・浄化作用・粘膜保護・胃腸鎮痛作用・血糖値改善・
コレステロール改善。
但し、薬剤への摂取阻害を避けるため、薬との間を開ける。
ターメリックターメリックの主成分の「クルクミン」。
肝機能改善や回復が有名ですが、新陳代謝促進・消化促進・
抗菌作用・鎮痛作用・血圧降下作用などの効果を支えていることなどが
挙げられています。
関節炎の痛みの軽減や殺菌作用、抗アレルギー作用などもあるので、
季節の変わり目や風邪気味の時に摂取したい香辛料です。
ガラムマサラシナモン・ナツメグ・クローブの主に
カルダモン・クミン・ブラックペッパー・ローリエ・メースなどの
複数の香り重視のミックススパイスのため効能は幅広い。
食欲増進・消化促進・毛細血管の拡張・冷え性改善・虫歯予防・口臭予防
殺菌作用・抗炎症作用・代謝向上など
シナモン生薬としては桂皮(けいひ)と呼ばれる。
毛細血管の拡張・動脈硬化改善・抗酸化作用・抗炎症作用・血糖値の
上昇をゆるやかにする。腹痛や下痢や嘔吐などにも効果があると言われ
ている。
シナモンにはクマリンという成分が入っていて、セイロンシナモンには
少なく、カシアと呼ばれるシナモンには多く入っている。
*クマリンに関しては次章で紹介。
ナツメグ貧血予防・冷え性改善・虫歯予防・殺菌作用
メースナツメグを包む、種の皮。
低血圧改善・食欲不振の改善・胃腸炎を和らげる効果。

これで全種類じゃないから凄い。まぁ、大航海時代に限らず、昔から香辛料が交易されていたのも頷けるくらいの薬効だね。

次はシナモンの薬効と特徴、注意点を書くよ。


  • 薬膳豆知識の情報や、料理などを紹介するのを目標。
  • 日々の暮らしの中で、チャレンジできるような簡単な薬膳を目指すよ。
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  • いろいろなやり方を載せていきますが、合わない人もいます。
  • 情報として効果・効能・薬効などを記載しますが、それらをお約束するものではありません。体質は一人ひとり違うので、結果も自ずと変わってきます。

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