紫カリフラワーのレモンドレッシング和え

今回は、産直農家さんから珍しい紫のカリフラワーが手に入り、レモンの収穫時期になったので、この2つを使ったレシピです。

【材料】

  • 紫カリフラワー 1個
  • レモン  大さじ1(追いレモン分)

【ドレッシングの材料】

  • レモン 大さじ1(1/8個分)
  • お酢 大さじ2
  • 胡椒 適量
  • EXバージンオリーブオイル 大さじ1
レモンの木。丸々としたシチリア産レモンが実をつけています。
珍しい紫色のカリフラワー。色落ちしないように調理するとキレイなサラダが出来ます。

【下処理】

カリフラワーを流水で洗ってから、1房ずつ切り離す。

*大きな房の茎には十文字に切り込みを入れておくと均一に熱が通ります。

少しの水と房分けしたカリフラワーを、お皿に乗せてレンジ500wで3分(まだ硬いようなら2分追加で温める)

*熱が通るとカリフラワーの断面が透明感のある色に変わるのと、指で押した時に少し弾力を感じる程度が丁度良い熱の入り方です。100g1分で計算して加熱時間を割り出すと早いです。

紫カリフラワーをレモンドレッシング液で和えて、一日置いたものをお皿に盛り付けた写真。化学反応で紫はローズ色のような色に変化。

【ドレッシング】

① カリフラワーが入る大きさのボールを用意し、ドレッシングの材料を入れてスプーンで良くかき混ぜる。

*ポイント

白濁としたドレッシングになったら味見をします。もし、レモンの風味がもっと欲しければ、ここで追いレモンをするニャ。

② カリフラワーを①のボールに入れてドレッシングと和えるニャ。

*カリフラワーが熱いうちに和えると、酸味が和らぐニャ。

③ 煮沸した瓶に入れて1日、冷蔵庫で寝かしてから食べると、美味しくマリネされているニャ。


個々の目的用途の材料

今回の材料性質五味帰経
カリフラワー腎・脾・胃
レモン肺・胃
酸・苦肝臓・胃
胡椒大腸・胃
EXオリーブオイル甘・酸肺・胃
今回の材料情報の紹介
オリーブオイル抗酸化作用のあるオレイン酸が多く、活性酸素の攻撃を抑制。
血液中の悪玉コレステロールを減らすので、動脈硬化の予防になる。
乾燥肌の改善や皮膚の化膿を抑制する作用がある。
手荒れ、擦り傷、火傷にも使うことがある。
様々な粘膜の乾燥を防ぎ潤いを与える。
腸内環境を整え、蠕動運動を促し、硬い便を柔らかくし便秘改善。
口臭予防などなど。

薬膳的には、五臓の肺が弱ると五体の皮膚が白っぽくなったり、乾燥
しやすくなるため、大根、れんこんや梨などで補うものを摂ろうと考
えるが、オリーブオイルには、肺に籠った熱を下げて潤いを持たせる
作用もある。

植物油の中で酸化し難い性質のため、揚げ物は胃もたれしづらいし、
保管処理を行えば、繰り返し使える経済的で健康的なオイル。

*ポイント*
オリーブオイルには大きく分けて2種類ある。

エキストラバージンオイル。
通称:EXオリーブオイル
一番搾りのオイルで生食用です。
サラダのドレッシングやソースづくりに使用。
発煙点が170度と低め。


ピュアオリーブオイル。オリーブポーマスオイル。
通称:Pオリーブオイル
一番搾りを搾った後で搾るオイル。高温調理に適した食用油。
揚げ物や炒め物などに使用。
発煙点が200度と高め。発煙点を超えると火がつくので気をつける。


上記を踏まえて、このサイトでは両方のオリーブオイルを使っている。
カリフラワー旬:11月~3月(アブラナ科アブラナ属)

ビタミンCが豊富で美肌効果。
イソチアネートの抗酸化作用で免疫機能向上やがん予防効果。
カリウムで塩分を出して血管疾患の予防。
葉酸でDNAやリボ核酸などの核酸やタンパク質の合成を促進して
細胞の生産や再生を助ける働き。赤血球や細胞の新生など。
不溶性食物繊維で、便秘改善、整腸作用が望めます。
レモン旬:10月~3月(ミカン科ミカン属)

クエン酸が豊富で疲労回復や食欲増進効果がある。
ビタミンCが豊富で抗酸化作用が高い。
ビタミンPもあり、動脈硬化を予防。

他にも組み合わせでこんな効果が・・・
レモンのクエン酸が、亜鉛の吸収をアップさせる。
レモンのビタミンCが、鉄の吸収をアップさせる。
レモンのクエン酸が、マグネシウムの吸収をアップさせる。
*バランス良く食べる事はとても大切な事ニャ。

【今回の目的】

今回は、カリフラワー、レモン共にビタミンCが豊富。そしてオリーブオイルを含めた抗酸化作用の3つを乗算させるような組み合わせだニャ。そこに、レモンのクエン酸の疲労回復効果とミネラルの吸収をアップさせる効果も狙ったニャ。

ドレッシング風だけど、なんちゃってピクルスのようなマリネなので2日~3日で食べる常備前菜なのニャ。あくまでも前菜の1品。本題はこれに何を組み合わせるか?だニャ。

そこで考えて、レモン効果を有効に使う!結構、摂取でき難いのが葉酸とミネラルなのニャ。

菜の花の牛レバー&アーモンド炒め。葉酸の豊富な菜の花と、造血時に葉酸とセットでB2が使われるので、B2豊富な牛レバーを炒めるニャ。


  • 豆知識の他に、一つまみくらいの少ない塩を使った料理が目標。
  • 塩分濃度は塩分濃度計で 0.3 0.5 多くて0.7 くらいを目指すよ。
  • 基礎疾患、持病などで、お医者さんに食事指導・食事の注意点を言われている方はお医者さんに相談してその指示に従ってください。
  • いろいろなやり方を載せていきますが、合わない人もいます。
  • 情報として効果・効能・薬効などを記載しますが、それらをお約束するものではありません。体質は一人ひとり違うので、結果も自ずと変わってきます。

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