減塩や塩無しでも美味しくイタリアンを食べたい方に、アレンジも書いとくニャ!
イタリア料理は塩をよく使うイメージがあるニャ。
やり方次第で減塩もしくは塩抜きで作れるニャ!写真の黒オリーブがこの料理の塩気。オリーブの灰汁抜き方法は、他にも方法はあるけど、苛性ソーダで灰汁を抜いた後に塩漬けで中和したものが広く出回っているニャ。
だから、塩抜きにしたければ、ブラックオリーブを使わないで作ると安心ニャ。減塩なら、塩抜きして使うこともできるニャ。
しかも今回のカチャトラーは、たくさん作って冷凍保存可能だから楽できる!最後にアレンジもあるから見てニャ!
![減塩で作る鶏もも肉のカチャトラー。](https://mysyoku.jp/wp-content/uploads/2022/12/img_3644-1.jpg?w=225)
【材料】
材料 | 分量(4人分) | 分量(8人分) | 処理の方法 |
---|---|---|---|
鶏もも肉 | 3枚(700g) | 6枚(1400g) | 一口大に切る |
Pオリーブ油 (肉炒め用) | 大さじ2 | 全体で大さじ4 (2回に分けて炒める) | ーーー |
玉ねぎ | 大玉1個 | 大玉2個 | 薄くスライス |
ニンニク | 1片 | 1片 | 薄くスライス |
Pオリーブ油 (野菜炒め用) | 大さじ2 | 大さじ2 | ーーー |
トマト | 大玉2個 | 大玉4個 | 乱切り |
白ワインビネガー お酢でもOK | 50cc | 全体で100cc (2回に分けて炒める) | ーーー |
白ワイン | 50cc | 全体で100cc (2回に分けて炒める) | ーーー |
乾燥ローズマリー | 小さじ1/2 | 小さじ1 (2回に分けて使う) | ーーー |
水 | 100cc | 100cc | ーーー |
ブラックオリーブ | 1袋もしくは1缶 | 1袋もしくは1缶 | 水に浸して 塩抜き2時間 |
本みりん | 小さじ1 | 小さじ2 |
![](https://mysyoku.jp/wp-content/uploads/2022/12/img_3602_yoko.jpg)
【前下ごしらえ】
鶏肉は野菜の下ごしらえを終えてから一口大に切る。
![](https://mysyoku.jp/wp-content/uploads/2022/12/img_3631.jpg?w=225)
黒オリーブについて
冒頭にも書いたけど、一般的なオリーブは苛性ソーダで灰汁を抜いた後に塩漬けで中和したものが広く出回っているから、塩を気にする人はここで使うか使わないか判断するニャ!
使わないならこの作業はスキップ!
使うなら、塩抜き作業をするニャ!
![](https://mysyoku.jp/wp-content/uploads/2022/12/img_3633.jpg?w=225)
黒オリーブの塩抜き方法
ザルに黒オリーブを出して、漬け汁落としのため水でサッと洗う。
少し大きめの器に黒オリーブを入れて、水を入れて塩出し開始ニャ。30分毎に水替えするを忘れないで。
*メーカーによって塩分が違うので、時間ごとに味見することをお勧め。減塩しなくて平気な方が味見役をしてニャ
*場合によっては鍋を分けて、黒オリーブを入れない方に茹でたブロッコリーを入れたものと、黒オリーブを入れたものを作るのもアレンジ出来て面白いニャ。
参考までに、上の袋のオリーブは
塩抜き時間 | 30分 | 1時間 | 2時間 |
塩抜き状態 | 皮の周りが少し塩分 取れた程度。 | 中心の塩分がまだ 残っている程度。 | 結構塩味取れたっぽい。 |
実際に 煮込んだ場合 | ほぼ塩味が抜けて いないので 塩分0.9%以上になる 可能性あり。 | 冷めて保存真空パックで 2日目に測定して 塩分0.5%~0.7% | 冷めて保存真空パックで 2日目に測定して 塩分0.5%以下 |
【仕込み処理】
![](https://mysyoku.jp/wp-content/uploads/2022/12/img_3603.jpg?w=225)
ニンニクの処理
ニンニクは皮をむいて、ヘタを切ったら半分に。
写真の左側のニンニクのように、真ん中に芽になる芯の部分があるので、それを切り込みを入れて取り除く。これがあるとエグミの元になるので、キレイに取るニャ。
写真の右のように薄くスライスする。1片分やる。
![](https://mysyoku.jp/wp-content/uploads/2022/12/img_3604.jpg?w=225)
玉ねぎの処理
玉ねぎは皮をむいて、ヘタの茶色い根っこ部分をそぎ落としたら、半分に切って繊維に沿って薄くスライスしていく。
この時、白い芯部分は取らずに残すニャ。ここには栄養がいっぱいあるから、スライスが多少繋がっても問題無いし、ブイヨンの一部と考えるニャ。
4人分なら1個、8人分なら2個やるニャ。
![](https://mysyoku.jp/wp-content/uploads/2022/12/img_3635.jpg?w=225)
トマトの処理
トマトは良く洗って、半分に切ってヘタの部分をV型に切り込みを入れて取り除くニャ。
1個のトマトを8等分のくし形に切り分ける。くし型を3等分くらいに切り分けてボールに。
4人分なら大玉2個、8人分なら大玉4個やるニャ。
トマトは良く熟れたトマトの方が美味しいニャ!
【野菜の調理 深底の大きなフライパン】写真見本は8人分
![](https://mysyoku.jp/wp-content/uploads/2022/12/img_3606.jpg?w=225)
① オリーブ油大さじ2杯とニンニクスライスを深底のフライパンに入れ中火(IHは4)で炒めていく。
*均一な厚さにスライスしてくと、熱の伝わり方が同じで調理しやすいニャ。
![](https://mysyoku.jp/wp-content/uploads/2022/12/img_3608.jpg?w=225)
② 薄っすらとニンニクに色味がついてきたら、火が通った証拠。直ぐに火を止めて③番をやるニャ。
*ニンニクは生の時の臭いと、火が通った時の匂いは違うよ。生の時は、ツンツンしたエグミ系のきつい臭い。火が通ってくると、食欲をそそるような心地よい香りになるんだニャ。
写真の状態は、良い香りになるまで炒めたら、色味が薄いきつね色っぽくなった感じニャ。
![](https://mysyoku.jp/wp-content/uploads/2022/12/img_3609.jpg?w=225)
③ ニンニクに色がついたら、直ぐに玉ねぎを入れて混ぜ合わせていくニャ。これは玉ねぎの水分でニンニクが焦げないように色止めを兼ねるニャ。
④ 火をつけて、最初は強火(IHは5)。全体に油がまわった感じになったら中火(IHは4)でじっくり炒めていくニャ。
![](https://mysyoku.jp/wp-content/uploads/2022/12/img_3612.jpg?w=225)
⑤ 玉ねぎがしんなりして透明感がでてくるまで、木べらでかき混ぜながら炒める。
炒め終わったら火を止めて、フライパンごと何処かに避難させておく。
*深底のフライパンが無い場合は、鍋に出来上がった中身を入れて避難させておくニャ。
*玉ねぎにも生の時と火が通った後の香りの違いがあるニャ。最初はツンツン目にも沁みる感じだけど、炒めて火が通ると優しい香りに変化する。色も白から透明感のある生成りっぽい色に変わるし、水分がにじみ出てつやつや感も出るニャ。
【鶏もも肉の調理 普通の大きなフライパン】写真見本は8人分
![](https://mysyoku.jp/wp-content/uploads/2022/12/img_3613.jpg?w=225)
⑥ 火はつけないままオリーブ油大さじ2杯をフライパンに入れ、鶏もも肉を皮を下にしてオリーブ油を拭き広げるようにして敷き詰めていくニャ。
*オリーブ油は直ぐに高温になるから、焦らずお肉を並べてから火をつけるニャ。
![](https://mysyoku.jp/wp-content/uploads/2022/12/img_3615.jpg?w=225)
⑦ 中火(IHは4)で写真のように、肉の周りが白くなってきたら、ひっくり返していくニャ。(皮がパリッとしているようなら、ひっくり返し時ニャ!)
*中火(IHは4)にしていても火力調整が難しい場合や温度調整に自信の無い人は慣れるまで、⑥の段階で無塩バターを少しだけ(1g~2g程度)入れてみると良いニャ。バターの油がオリーブ油の上がりすぎる温度を下げてくれるニャ。
![減塩・無塩で作る鶏もも肉のカチャトラー。モモ肉をじっくり炒めます。](https://mysyoku.jp/wp-content/uploads/2022/12/img_3616.jpg?w=225)
⑧ フライパンの真ん中が一番熱いので、ひっくり返した物から順に外側に配置して、外側のお肉を中に移動させて火を通すようにするニャ。
*この一手間が、火が通りすぎてボソボソになったり、焦げすぎたりするのを防いで、均一に火が入るコツなんだニャ。
![](https://mysyoku.jp/wp-content/uploads/2022/12/img_3621.jpg?w=225)
⑨ 全体に焼き色がつくと、フライパンの中に皮から出た油が溜まってるニャ。これをキッチンペーパーで拭き取るニャ!
*この作業は料理の油っぽさを無くすのと、次の工程で油跳ねさせないコツだから、なるべく写真の状態まで油を拭き取るニャ。
鶏によっては油が多いから、気を付けるニャ。写真の時は3回くらいキッチンペーパーで拭き取ってたニャ。
![](https://mysyoku.jp/wp-content/uploads/2022/12/img_3622.jpg?w=225)
⑩ 白ワインビネガー50ccをお肉にかけるように回し入れて、箸でお肉をひっくり返していく。火は中火(IHは4)のままニャ!
*注意ニャ!
加熱されたお酢は酢酸のすっぱい成分を多く含んでいるから、直に匂いを嗅ごうなんて考えちゃダメニャ!!理科の実験で手であおぐ様に鼻に匂いを持っていくニャ!でないと、鼻が使い物にならなくなるニャ・・・
![](https://mysyoku.jp/wp-content/uploads/2022/12/img_3624.jpg?w=480)
⑪ 煮詰まっていく汁をお肉にまとわせる感じに転がしながら、写真のように白ワインビネガーの量が半分になるまで煮詰めるニャ。
*ポイント
この『ビネガーを半分まで煮詰める』作業はとっても大切ニャ。お酢が変化して旨味成分になるのと、お肉を柔らかくしてくれるんだニャ。これをやってからじゃないと、次の工程が台無しになるから、「面倒だから一緒に入れちゃえ!」はダメニャ!
![](https://mysyoku.jp/wp-content/uploads/2022/12/img_3625.jpg?w=480)
⑫ 白ワインを50cc回し入れるニャ。中火のままで沸騰してきたら、⑬へ
![](https://mysyoku.jp/wp-content/uploads/2022/12/img_3626.jpg?w=480)
⑬ ローズマリーをパラパラっと入れるニャ。生のローズマリーなら10cmくらいのを一本入れるニャ。
後は、⑩⑪でやったように、お肉に白ワインをまとわせるようにしながら煮詰めるニャ。
*ローズマリーが苦手なら、代わりに同じ分量のタイムを入れても美味しいニャ。
![](https://mysyoku.jp/wp-content/uploads/2023/01/img_3629.jpg?w=480)
⑭ ⑫で入れた白ワインが写真のような状態に煮詰まったら火を止める。
*ポイント
焦がさないようにお肉を転がしながら煮詰めるニャ。半分の分量まで煮詰めると漂う香りも変わっているニャ。
![](https://mysyoku.jp/wp-content/uploads/2023/01/img_3630.jpg?w=480)
⑮ ⑤で玉ねぎ炒めを作って避難させていた深底の大きなフライパンもしくは鍋に⑭で作ったお肉を汁ごと全部入れちゃうニャ。
*美味しさが濃縮した汁も、一滴も残さずしっかり移すニャ!
*8人分の場合は、お肉の工程⑥~⑮をもう一回繰り返してお肉を追加するニャ。
【野菜とお肉の煮込み調理 深底の大きなフライパンもしくは鍋】写真見本は8人分
![](https://mysyoku.jp/wp-content/uploads/2023/01/img_3636.jpg?w=480)
⑯ 野菜とお肉の準備が整ったら、煮込んでいく用意をするニャ!
*ここで確認しておくことは、お肉の炒め汁をちゃんと入れたかニャ?
ここからは『深底のフライパン』を『お鍋』と表現するニャ。2文字で簡単ニャ!
![](https://mysyoku.jp/wp-content/uploads/2023/01/img_3637.jpg?w=480)
⑰ お鍋にどのくらいの水分があるか?ちゃんと目で見ておくニャ。
これは煮込むのに、トマトの水分以外に水100ccを加えるのだけど、トマトを馴染ませるための水分だから、トマトの汁が少なければ120ccにするか?とか、炒め汁やトマトの汁が多くて逆に90ccにしておこうか?もっと少なくしようか?の水分の判断基準になるニャ。そのための目視ニャ!
![](https://mysyoku.jp/wp-content/uploads/2023/01/img_3639.jpg?w=480)
⑱ 下準備したトマトと水100ccをお鍋に入れてから火を点けるニャ。
*水分量は丁度、写真の量くらいになれば、トマトにある水分を馴染ませて煮込めるニャ。
![](https://mysyoku.jp/wp-content/uploads/2023/01/img_3640.jpg?w=480)
⑲ 最初は強火(IHは5)で煮立たせるニャ。中の汁がグツグツとなったら直ぐに弱火(IHは2か3)にして、15分ほど煮込むニャ。
中のトマトを木ベラで潰すニャ。
*ポイント
トマトが柔らかくなってきたら、お鍋のへりに押し当てるように潰していくと、へにょ~っとつぶれるニャ!
ガスの人は潰す時に、お鍋が傾かないように気を付けないと火傷をしちゃうニャ。
![](https://mysyoku.jp/wp-content/uploads/2023/01/img_3641.jpg?w=480)
⑳ 煮込み終わると、写真の様な出来上がりになるニャ。
*もし黒オリーブを入れないなら、ここで完成ニャ!小分けする場合は、この状態で小分けしてニャ!野菜は食べる時に入れた方が美味しいからニャ~
アレンジは後で書くニャ!
![](https://mysyoku.jp/wp-content/uploads/2023/01/img_3643.jpg?w=480)
㉑ 塩抜きした黒オリーブを入れて、中火(IHは4)で2~3分煮込んでから火を止めるニャ。
![](https://mysyoku.jp/wp-content/uploads/2023/01/img_3644.jpg?w=480)
㉒ 完成ニャ!!
長かった道のりだニャ。これを食べる分だけ残して、後は1人分ずつか、一回の分量ずつ小分けにして冷凍するニャ。
【小分けのやり方】
シーラーのような、熱を利用して袋の口を閉じる機械があれば簡単らくちんにできるけど、ここでは無い方法を書いとくニャ!
*タッパーとラップを使う
冷凍に特化したタッパーを使って、お好み分量を入れて上からラップを落とすニャ。なるべく空気が入らないようにラップを上手く広げ落としてから蓋をして冷凍ニャ。
空気は劣化の原因になるから、この方法の場合は2週間以内に食べるニャ。
解凍方法は、食べる6時間前に冷蔵庫に移動させて少し解凍させてから、片手鍋に移して加熱する方法と、タッパーがレンチンOKなら、そのままレンチンで温かくなるまでレンチンする方法があるニャ。
*Ziplocみたいなフリーザーバックを使う
先ずはZiplocにお好み分量を入れてジッパーを2/3閉じるニャ。大きなボールに水を入れて具が入っている少し上までZiplocを水に入れるニャ。Ziplocのジッパーの部分を持ってフリフリと揺すると、水圧でZiplocの中にある空気が上がってくるから、それを閉じてないジッパー口から追い出して閉じるニャ!後は、平らになるように広げて冷凍庫で保存ニャ。
ポイントはジッパー口を水につけないようにして、水圧で出てきた空気を逃がすこと。これが出来れば、ほぼ真空っぽい状態になるニャ。3週間以内に食べてニャ。
解凍方法は、食べる6時間前に冷蔵庫に移動させて少し解凍させてから、片手鍋に移して加熱するニャ。
【アレンジのやり方】
【アレンジ1:黒オリーブ無しで作る場合】
*黒オリーブの代わりにブロッコリーやカリフラワーを使う
オリーブはアク抜きで塩漬けにしちゃうから食べられない人もいるニャ。赤一色は味気ない色味に感じるからニャ~。
1 良く洗ったブロッコリーを食べやすい大きさに切り分けて、ラップをして500wで2~3分ほどレンジで加熱。食べられる柔らかさになるまで1分ずつ追加加熱。この時出た水は切って置くニャ。
普通に手鍋にお湯を作って茹でてもOKニャ。ただし塩は使わないこと。
カリフラワーも同じやり方ニャ!!
2 冷凍したカチャトラーを解凍。作ったばかりなら、食べる分だけを手鍋に入れるニャ。
3 カチャトラーの入った手鍋を中火(IHなら4)で温める。鍋の中が沸々としてきたら、1のブロッコリーを入れて3分ほど煮込む。
【アレンジ2:カチャトラーのパスタ】
*カチャトラーのパスタにする
麺の種類 | 紹介 |
通常パスタの乾麺 | 塩はパスタを作る時に入ってるニャ。 |
塩分ゼロうどん 塩分が気になる方に | ブランド:ばくばく 塩分ゼロうどん ブランド:はりま製麺株式会社 無塩うどん ブランド:シマダヤ 食塩ゼロ本うどん(スーパーに有り!) ブランド:セブンイレブン 塩分0うどん |
こんにゃくパスタ 糖質が気になる方に | ブランド:ZENB 細麵 ゼンブヌードル 糖質48%OFF ブランド:春日屋 こんにゃくパスタ 糖質ゼロ 無添加 ブランド:ヨコオデイリーフーズ タリアテッレ |
豆腐麺 ちょっと変わった麺 | ブランド:優食 豆腐干 |
1 麺を茹でる。
2 麺にEXオリーブオイルを小さじ1和えておくニャ。
3 塩抜きカチャトラーなら、アレンジ1の状態を作って2のEXオリーブオイルを和えた麺を入れて、中で和えるニャ。
4 お皿に盛り付けて完成ニャ!
後日、薬膳的なそれぞれの食材の効能を載せるニャ!