塩分を控えたみぞれ煮の紹介だニャ。
【材料 2~4人分】
鶏もも肉 1枚半~2枚
大根 10cm
生姜 2cm
お酢 50cc
麺つゆ 大さじ2杯
オリーブ油 大さじ2
水 400cc
すすぎ水 200cc
最後の香りだし麺つゆ 小さじ1杯
【仕込み処理】
① 大根の皮を剥く。ボールに大根をすりおろす。
*大根の断面を見ると、皮の2~3mmのところに薄い皮と平行にある薄い線が円を描いているニャ。その線に沿って包丁の刃を入れていくと、少し厚めだけど皮の繊維が根こそぎ取れるニャ!
皮は取っておくニャ。(大根の皮の柚子きんぴら参照)
② 生姜は皮付きのまま薄くスライスする。
【お酢を使った鶏のみぞれ煮の調理】
③ フライパンにオリーブ油大さじ2と、鶏もも肉の皮を下にして入れてから、火を点ける。(中火)
④ お肉の側面の下の方が白っぽくなってきたら、中央のお肉から焼き目がついたひっくり返していく。焼き目が未だなら、中央に移動して焼きムラが無いように、お肉を移動させながらひっくり返していく。
*フライパンは中央から外へ熱くなるから、しっかり焼きたいお肉を中央へ移動させていく。
⑤ ひっくり返したお肉が写真の様な感じにまで焼き目をつけたら、火を消す。
*この時点での生焼け状態はOK。今は焼き目をつけて肉汁を閉じ込めるのが目的。
⑥ 次の工程に邪魔になる余った油は、しっかりとキッチンペーパーで拭き取る。
⑦ お酢50ccを入れてから、火つける。(中火)
蒸気を吸わないようにしながら、お肉をコロコロ転がして表裏両方しっかりお酢と和えて、半分までお酢を煮詰める。
*お酢は加熱すると揮発性の刺激臭が漂うので、換気扇を回してしっかり換気するニャ。
⑧ 写真ぐらいに煮詰まったら火を止めて、スライスした生姜を入れる。
⑨ 麺つゆ大さじ2と水400ccを入れて火をつける。(中火)
沸騰してきたら次の工程へ。
⑩ 大根のすりおろしを入れる。その後、ボールに残ったものをキレイに入れるため、すすぎ水として200ccをボールに入れて、フライパンに入れる。
*もったいないから、ボールにくっついた大根おろしも水で集めて使うのニャ。
ボールの中の水を回すようにすると、水が大根おろしを集めてくれるニャ。
⑪ 大根のすりおろしが入ると、水分量は写真のような感じになる。
⑫ 沸騰したら灰汁が出てくるので、お玉でそっと灰汁をとる。
*灰汁は雑味が出るので、出てきたら灰汁を取るニャ!
今回はみぞれ煮で、大根おろしが入っているから灰汁を取るのが難しいニャ・・・
灰汁はあっちこっちで泡が立って浮いてきたのが、集まってくるニャ。そこをすかさず、お玉の縁を泡と汁の間に滑らせるように入れると上手くいくニャ。
⑬ 灰汁を取り取り、15分ほど弱中火で煮込んだら、味見をしてみてニャ。それでOKなら完成。
物足りなさを感じたら、最後に香りだしの為に麺つゆを小さじ1杯入れてかき回して火を止めるニャ。
減塩が目的だから、小さじ1以上入れちゃダメニャ!
【アレンジ】
【味変レシピ:みぞれ煮とキノコの卵とじ】
残ったお酢を使った鶏のみぞれ煮 1人分
キノコ 1/2パック(舞茸以外のキノコ)
ネギ 1/3本
卵 1個
オリーブ油 大さじ1/2杯
*舞茸の成分に卵が固まるのを阻害する成分があるから、茶わん蒸しや卵とじには使えないのニャ。実験でどんな風に固まらないのか、舞茸をあえて使っているから、皆さんは他のキノコを使うニャ!
しめじ 椎茸 エリンギも美味しくできるニャ。
【仕込み準備】
⑭ キノコは石づきを包丁で切り落として、食べやすい大きさに指で割いていく。
⑮ ネギは洗って根っこを切り落として、3mmくらいの斜め切りに。
⑯ 卵は溶き卵にしておく。
【みぞれ煮とキノコの卵とじの調理】*写真は実験で舞茸を使ってるニャ。
⑰ 小さ目の手鍋にオリーブ油大さじ1、ネギ、キノコを入れてから中火で炒めていく。
⑱ 焼き炒めのような感じでキノコに少し焦げ目がつくくらい、しっかり炒めあげるニャ。
*猫のしっぽみたいにピーン!としていたキノコがしんなりして焼き目がついてきたら、次の工程ニャ。
⑲ 残ったお酢を使った鶏のみぞれ煮を手鍋に入れて、沸々してきたら3分ほど煮込むニャ。
*舞茸使った人は、ここで完成ニャ!
⑳ グツグツ沸騰しているところに、溶き卵を回し入れて菜箸でサッとかき回したら火を止めて完成ニャ!
*食べる時に三つ葉を飾れば、香りが良くなるし、ラー油を落とせば酸酸辣湯のような味になるニャ!
*実験はほぼ思惑通り。舞茸エキスは裏切らないニャ~真ん中の方が固まっていないニャ。なので、皆さんは舞茸以外のキノコを使うと良いのニャ~!