日常の使うものが壊れたら驚くだろう。しかし、今回の驚きはシャワーヘッドが吹っ飛んだ以上の驚きだ。
私達は日頃の疲れを取るため、滅多にない『テゲテゲのんびり日』を予定していた。朝からつまみやら夕食の仕込みを始めて後は焼くだけ・・・と私の方は順調にお昼を過ごしていた。
昼過ぎに外出先から帰った主人が、風呂に入っていた時にそれは起こった。
「やばい事が起きた!これはまずい!」
焦ったような主人の声に風呂場に行って見ると、漫画やCMでしか見ないような情景があった。
温かい湯気とシャワーヘッドを持った主人が指さす方向に目をやると、風呂場の床にシャワーのハンドルが転がっている。
「ハンドルもいだの?」
「回したら勝手に取れた!」
焦るはずだよなぁ、お湯を止めようとしてハンドル回したらもげたのだからと、察しつつも体を洗い終わっているかを確認して、水道の元栓を閉めに行った私。主人が出た後に、水道の元栓を開けて、マイナスドライバーと止水栓用のドライバーを手に浴室に行き、シャワーと蛇口のついている大元のし小さな止水栓の2つを右回しにして閉めた。
これで、浴室以外の水とお湯は使えるのだ。
その後着替え終わった主人に、市役所に電話をして『漏水当番の水道屋さん』を教えてもらっうよう指示をする。
補足すると、市役所には水道課なるものがあり、市役所に登録されている水道屋さんが土日などの休日に持ち回りで漏水処理の当番をこなしてくれている。土日は市役所が休みなので、市役所に電話をかけると警備員さんが対応してくれて、漏水だと告げると、内容を聞いてから漏水当番の電話を教えてくれるのだ。上下水共に、対応してくれるから有難い。
運良く水道屋さんに電話が繋がり、休みの職人さんを派遣してくれた。その職人さんは材料屋さんにシャワー蛇口のセットの在庫確認して材料を取りに行ってくれた。その後、無事に付け替えてくれたので、難を逃れた。壊れたその日に修理をしてくれた業者さんに心から感謝したい。
そんなこんなで、ゆっくり過ごすテゲテゲの日がビックリ日になり、話題が一つできた・・・のかもしれない。
皆さんも、急にシャワーのハンドルが取れるかもしれない。トイレの手洗い水が出なくなるかもしれない。そんな時は、市役所のそんな機能を使うと便利かもしれない。
