愛猫のための我が家の大改造2

 愛猫のための最初の大改造は、台所ゲート

愛猫の彼女は、いつも一緒!とそっぽを向いていても尻尾で触れています。

 野良猫だったけど、とても甘えん坊な彼女は一人で居たい時も、尻尾で私たちの場所を確認するように触れさせては満足げにしていた。

 こんなに可愛らしい主張に、安全なテリトリー分けは早急に必要かもしれないと。

 猫を飼っている知り合いや獣医さんに聞き込みを開始して、初めに取り組むことの一つが今回の台所ゲートだ。

 実は愛犬が居た時にドア式のゲートは取り付けていたのだが、1mの高さでは余裕で飛び越えてしまう猫の身体能力。 そのため、どうしても上からゲートまでの空間を遮る必要があった。

 Amazonでいろいろ検索をしてみると、室内パーテーション(高さ29cm x 幅29cm)空間間仕切りの様な物が売っていた。12枚が1セットなので何セットか買い込んだ。

 そして、使っていないカーテンレールを使い、金属でできたドアゲートの頭上に取り付ける。釘やネジは天井の柔らかいパネルボードには止まらないので室内パーテーションにくっ付いてきたフックネジをつける為のボード用の補強ネジ通しを使ってネジ穴を確保し、カーテンレールを取り付けた。

やっとまともにお顔を撮らせてくれたので、皆さんに披露。野良猫だった彼女は写メの音で逃げるので、奇跡的な一枚です。
引き戸のように作った室内パーテーション。お洒落なデザインが出てきているので、工夫次第で綺麗な引き戸に早変わり!

 後は、写真にある左奥の一列のパーテーションを別に固定で取り付け、手前3列を縦横を繋げて一枚の引き戸のような扉にした。計算通りに幅と重なり具合が丁度良く収まってくれた。

 届いたのも早かったが、このパーテーションは紙のようなもので出来ていて強度は高く、デザインが幾つもあり、一番安全性の高そうなデザインを選んだ。

 ここまでを一日でやり遂げ、帰って来た主人に驚かれたが、愛猫は今まで飛び越えていた空間に扉が出来て興味を持ったのか、傍をウロウロしていた。

 そして、次の瞬間!引き戸の部分の下から顔を覗かせて、台所に入ってしまったのだ!

 数時間の私の苦労はとガックリしたが、金属ゲートとパーテーションの重なりが10cmくらいしかなく、愛猫が手を入れ込んで隙間を作れば侵入可能な領域になると気づき、引き戸の部分だけもう一段継ぎ足した。

 その後は、無理と判断したのか、台所はママの領域なのだと理解してもらえた。引き戸やゲートが空いている時に入って来ても、「ここは台所だよ。ダメだよ。」「にゃ!」と言うと足早に出てくれるようになった。

 住み分けは出来たようだ。

 私たちが寝る時は、彼女が台所に入らないように扉を閉めて、居間と玄関廊下を開放する。

 これで夜中に暴れまわっても、安全に遊べるとホッとしたのだが、大改造はこれで終わりではなかった。

電気をつけると幻想的な、室内パーテーションになります。
猫友達がキャットタワーをくれたのは、縦運動を満喫できるように考えてくれたからでした。ありがたい!

 獣医さんから猫は縦運動も必要な動物ですと。そして、ずっと猫を飼っている方からも、野良猫だった彼女は外で遊ぶような感じの物があると良いねと。

 そこで私たちは、塀を模したキャットウォークをタワーに取り付けるような物を作ろうと考えた。そして、それには遊び場になる場所が必要で、居間に設置するにはスペースが取られてしまうため、和室を洋室にリフォームする必要があると結論を出した。

 そこまで考えた時、主人から「リフォームよろしくね。」と言われた。

私がやるの?と聞くと、頷いている。

「リフォームにかかる金額が業者に頼むと最低50万で、自分でやると材料費のみだから、10万~15万くらいでできるらしいよ」

 調べた夫は涼やかに「DIY得意だからできるよ」などと言っている。

規模も技術もマジで規格外なんですけど!

 真面目に考えても、家を改造することはプロの技に手を加える事になる訳で、私は覆りそうにない決定に愕然とするしかなかった。

大計画の前の1歩として、突っ張りタワー型を買いました。愛猫もご満悦。
和室を洋室にした後に設置するタワー。

『今何ができるかを考えて、足りないものを勉強してどのように挑めば良いか考えて行動する。』

『自分で能力やスキルを培う道をえらぶ』そんな考えがガッツリ入っている前の職場環境に、気が遠くなりそうになりながらも、タワーを2本買う為にAmazonの購入ボタンをポチリと押した。

その日から、和室の断捨離という名の大掃除と、改造に必要な物の購入が始まったのだ。

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