愛猫のための我が家の大改造3

和室を洋間に大改造!まずは根太(ねだ)から!

 年末から6畳の和室を大掃除して、畳が6枚あるだけの状態にした後、敷居から下張り用床板までの高さをL字定規を使って測っていく。

 実は畳の高さは規格で決まっており、ウチは6.0cmなのか確かめておくのと、実際の下張り用床板から敷居の表面までの高さも知っておく必要があった。測って分かったことだが、敷居の高さは6.3mmなので、フローリングを貼っても若干床が低くなる。想定の範囲内だ。

 そして、もう一つ大切なことは、使わない部屋はどこの家庭でも物置になりやすい。マッサージチェアの置き場に困って置いてしまったのだが、洋室と和室では根太の感覚が違う。洋室は3.3cm感覚なのに対して、和室は4.5cmと幅広のため、重いものを入れ込むと床が沈みやすい。

 根太とは、床板を支える下地材のことで、フローリング材と下張り用床板の下地に補強として使われている角材のことだ。

 リフォームする時は、畳を取り除いた後に和室の根太が4.5cm感覚で渡されている根太がどのように通っているかを釘打ちの状態で見極めて、プロが渡した和室の根太に垂直に交わるように根太を組む方が良いと言われている。

 同じ方向でも良いのだが、違う方向にした方が補強精度があがるらしい。しかし、現時点で畳を持ち上げる事が出来ず、根太による補強は3.3cm感覚で並べて尚且つ、四方に補強を入れることにした。

 畳を取り除いた厚さ分を、根太・下張り用床板・フローリングの高さで同じにしなくてはならない。

 図面を引っ張って計算し、根太に関しては吉野檜の角材を注文し、あらかじめ長さも測定通り切り分けてもらってから送ってもらった。細かい破材も送ってもらい、それで歪み補正することにした。

 ホームセンターで設計図を元に、下張り用床板とフローリング材を加工してもらい、普通の釘とフローリング用の釘と必要な道具を買い込んだ。

 加工所では素敵な技術を持ったおじ様方が図を見ながらフムフムと話し合って作業を進めてくれている。

 主人の連続休暇に合わせてリフォーム開始!

 初日は畳を退かせて根太を並べてみた。真ん中の辺りで根太が2本続いているのは、そこで下張り用床板が切り替わる場所だからだ。

 全てのパネルが根太の上で切り替わるように配置し、仮止めを数か所施し、レーザーの水平器を使っていろいろな場所を測定していく。

 歪みがあった場所は、やはり、マッサージチェアを置いていた場所。重みで沈んでしまったようで、3mmの破材を根太の下に3か所角に入れ込み、少し離れた場所に2mmの破材を入れ込んだ。

 再び、レーザー水平器と普通の水平器を用いて確認すると、歪みは消えていた。元々の施工してくれた大工さんが凄腕の人だったので、私の苦労は無く、心から感謝した。

 歪み補正は終わったので、四隅を固定していく。根太の両端の仮止めをしっかり打ち込み固定。初日はここまで。

 後はひたすら30cm間隔で打ち込んでいくだけなのだが、2日目の朝から昼までずっと釘打ちは続く。

 プロが使っている風圧で機関銃のように出てくる器械が羨ましい。あれは素人が扱えるものではないらしいが。

 2箱目の釘を開けつつ、トントンとリズムよく打ち付ける感覚が慣れてきた頃に、その作業は終わりを告げた。延べ2時間と少しの長い作業だった。

 あれ?旦那さんは?と思う方がいるかもしれないが、釘打ちの際に指を数回金槌で叩いていたので、彼は料理担当兼、私のケア担当だ。

 優秀なセコンドに料理と愛猫の世話を頼み、作業を進めていると、近所に響く釘打ちの音が興味の的となったようだ。

 後日、和室改造の話を聞いたご近所さんが、ちょこちょこと見に来ていた。

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