合板という名の下張り用床板を張る。

愛猫が炬燵で丸くなっている頃、私たちは朝早くからパネルを担いで改造部屋に運んでいた。結構な重さの合板は、ヌリカベの如く気を抜いていると倒れ掛かってくる。
早めに両サイドに並べることができたので、次なる作業に進めそうだ。最近の合板は綺麗で表面がスベスベでしかも、強度があり使い勝手が良い。
ちなみに、この根太と根太の間に湿気防止を兼ねた断熱材が入るのだが、根太の下のプロの施工で済んでいるので割愛だ。豪雪地などや、初めの施工で入ってない場合はここで入れてから合板を乗せるらしい。
両端に揃える様に置いて隙間が無いか確認する。何故両端に先に置くかというと、下に渡した根太の位置を合板に書き写すためである。
綺麗な合板は鉛筆の印を浮きだたせてくれるので、目印になりやすい。3cmの幅の印を均等につけていく。これを両サイド印をつけると、中央を合板で塞いでも根太の位置が分かるようになる。
なるべくズレない様にしないと、釘打ちで根太に合板を止めることが出来なくなってしまう。
印付け完了!


最後の一枚を慎重にはめ込み、きっちりと全てがはまり込んだ。ここまで綺麗にはめ込まれたのは、ホームセンターの加工場のおじ様方の技だろう!
綺麗な合板が並ぶと、洋間の雰囲気が出ている気がするのは私だけだろうか。
そして、ここで私は壁にぶち当たった!つけた鉛筆の印は端っこなので、プロが使う墨ツボ(安い)もしくはレーザーガイドライン(高い)なるものを買い忘れていたことに!今更買いに行っている時間も無く、破材を眺めながら数分。
無いなら作ればいいじゃないか!
自棄をおこしたわけでは無いが、明確に目視できる線を出せれば良いのだという事に気がついた。
少し重めの破材に2本の釘を3cm間隔で打ち、それを2セット作って紐で結んだものを作って、両端の印に合わせて置いてみた。ズボラな私ならではの方法だ。
浮き上がるガイドライン。その線の真ん中を狙って釘打ちすれば根太から外れることは無い。
後日、知り合いのプロの人に写メを見せたら、「大工に向いてるよ」と肩をバンバン叩かれて笑われた。どうやら、移動式のガイドラインがツボに入ったようだ。


朝から晩までずっと釘を打ち続けて、この作業は終わることが出来たが、へとへとになりながらお風呂に入り、ご飯を食べてボーッとしていると、主人がパンパンになった腕を解してくれた。
後日、この話を聞いた知り合いが、まるでボクシングのセコンドのようだと笑いを堪えていたが、実際聞いていた私も「終わりは見えてる」やら「後はフローリングだけだね」などのセリフが、本物のセコンドのようだと思った。
ここまでで釘250本以上を打ち続けているので、疲労はかなり溜まっていた。
しかし、人間何かを目指している時はアドレナリン分泌が凄いためか、疲れより仕上がりへの好奇心とワクワク感が勝っていたのか、寒さすら感じさせないほどだった。
2日で下張り用床板までを張り終えたのは、素人主婦にしては快挙といえよう。ああ!自画自賛!
