愛猫のための我が家の大改造6

 フローリングが終わって終わりじゃないよ。これから助言通りの遊び場作りの作業。

 坐骨神経痛。我が家では通称:ザコシショウと呼んで痛さを笑いに変えるため、夫が導入した呼び名だ。

 ここからは思うように動けない私に代わって、主人がコルクを敷き詰めてくれている。マッサージチェア以外の場所を埋め尽くすように敷いていくのだが、これは猫の足腰を守るためのものだ。

 夜中に暴走する愛猫の為にあれこれ考えたが、一番肉球が傷まず、滑って足腰をおかしくしないようにとか、高いところから飛び降りても、猫がイメージしている着地が出来るように保護とクッション、保温を兼ねてのものだ。

 床が二段式になって強度が増しただけではなく、部屋の気密性が高まり、コルクで保持される体感温度が丁度良い感じに出た気がする。

 1枚1枚、地道にずらさずに置いていく。こう言った緻密な作業は夫が得意とするところ。私はこの後の作業に備えながら坐骨を温めつつ、彼が埋めていく床を見つめた。

 愛猫が時折コルクの匂いを嗅いでいる。コルクの手触りを確かめているのか、肉球で踏み踏みとしているのだ。これで気に入ってくれたら万々歳。

 しかし、上手にはめ込んでいくものだ。ただ敷くコルクパネルは大きな塊になるまでは、ズレが生じやすい。

 愛猫が走り寄るのを「待ってくれ~」と叫びながらズレを直している。扉を閉めれば良いのだろうが、猫の興味はコルクに向いているし、飼い主の作業に興味があるのだろう。傍による彼女を引き離すことはできない。

 ようやく、全てを埋め尽くし、走り回る愛猫が喜んでいることを確認できた。一望する部屋の雰囲気はキッズスペースのような出来栄えだ。

 主人が綺麗に敷いてくれたので、私は次の作業に取り掛かった。 

 別部屋から組み立てていたポールを解体して、廊下から新しいポール一式を洋間となった和室に運び入れた。どちらも一段目まで組み立てつつ、天井の板を取り付けている梁の場所を確認をしていく。

 通常天井は数本の細い梁に乗せ留めているだけの作りだが、大工さんの提案でしっかり天井板を留めてくれていた。お陰で突っ張り棒をしても大丈夫な作りなのだが、一応梁のある強度のありそうな場所を探して設置する。

 ポールのバランスも考えて、厚さ12mm・長さ1818mm・幅250mmの2枚の板をしっかりヤスリで磨く。

 そこに同じ長さで、幅が230mmのピンクカーペットを張り付けて、ポールネジの通し穴を開けてから次のポールを取り付けていく。

 もちろん、ポールも1パーツ毎に点検し、麻紐留めのホチキスに破損が無いか調べ、有った場合は金槌で引っかかりを潰した後に接着剤などでコーティングして、その上からガムテープで保護し、一番猫の手が届かない場所に配置した。

 一段、二段と組み立てて、天井へ突っ張り式に固定し、助言通りの縦運動の遊具が出来上がったのだ。

 延べ7日という時間を費やし、愛猫のための和室大改造はこれで終わりをとなった。坐骨神経痛の痛みは残ったが、愛猫の遊ぶ姿で心は晴れやかだ。

 今日も彼女はお気に入りの場所で、私たちの日常ウォッチングをしている。

次のミッションは、脱走防止ゲートになるだろう。

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