日本に線状降水帯を起こした台風2号(マーワー)。雨の降らし方が半端なかった。
日本は赤道のより離れた場所に位置し、偏西風が影響する場所にある。そのため、海上で生まれた台風がのろのろ移動をしている内に、凶暴な台風に発達してしまう。それが、偏西風に押されて方向転換して上陸したり、近場を通っていくのだからたまらない。

3日の朝の出来事である。
奇跡的に同じ顔で訴える写真を2日に撮れていたので載せるが、3日の朝「にゃぁぉ~にゃ、にゃ。」と何かを訴えかけてくる愛猫。
何をご所望か?顔からの圧が凄い。
「台風が煩かったのかなぁ」
愛猫は抗議するように、喋るように鳴いている。そして、「ついて来るにゃ!」と尻尾で私の頭を叩くと、タワーを降りて居間に向かった。
主人と二人で、のほほんと笑いながらついていくと、愛猫が窓の近くに座り、とある一転を見つめている。 その視線の先のカーテンをめくって、私たちは青ざめた。
「雨漏り?危なかった、ホットカーペットが濡れるところだった。」
写真では水の痕跡になっているが、実際は水たまりが出来ていた。窓枠の上の方を見ても濡れておらず、下のレール枠が濡れていたので、窓の合わせ目を見ると・・・そこから吹き込んだらしい。

愛猫は、これを教えたかったのだ!
水漏れの原因を探しつつ、昨夜の状態を思い出す。そして、原因は私にあったのだ。
「ごめんなさい。原因作ったの私だ。」
首を傾げる主人に、台風に備えて全ての雨戸を閉めたのだが、一ヶ所だけ愛猫が外を見れるように少し開けていたのを忘れて寝た結果がこれだと話した。
昨夜の降水量は170mmで南風の強風。丁度、雨戸を開けた部分に窓の合わせ目があった為に起こった水漏れだった。
明け方寒くなるこの時期は、ホットカーペットで暖を取れるようにしているのだが、電気の通った状態で水に濡れたら大変な事になるだろうと反省した。
愛猫は、水漏れの掃除を始めたのを見届けると、いつもの社長椅子に戻って寝てしまった。
非常事態なのだから、いつもの通りにしなくても良かったのだが、習慣とは恐ろしいものだと、これからは気を付けようと反省した。
