満足できる心と幸せの連鎖

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文のお題 (日替わり)
幸せな人生を送るために必要な最も大切なものは何ですか ?

物質的なもの、心の部分でのもの。どちらも、幸せには必要だと思う。

けれど、『幸せ』だと感じられる心がなければ、その先に幸せで満ち足りることは無いと思う。ただ、幸せでだと思っていても、満ち足りた時にそれで満足できるかで変わってくるのも事実だ。

人は幸せを追い求め、手にするともっと欲しくなる。強欲になればそれは幸せではなくなる。『幸せな人生を送る』それを実現できるか出来ないかは、その人の本質に他者を思いやる心もあり、少しの出来事も幸せと感じ取れる感覚があるか。または、苦境立たされても、その中でささやかな幸せを見つけられるか。そんな人生を幸せだったと感じ取れる心があるか。

人が幸せを感じていられる時間は、どのぐらいなのだろう。

もし、満ち足りて『幸せだな』と感じた時に、それで満足することができれば幸いだ。そう思える人は、他者と幸せを分かち合うこともできるからだ。幸せの連鎖を生むことが、次の幸せにつながる。

『幸せ』という漢字は、罪人の『てかせ』が元になっていると言われている。昔は、刑罰が大変重く、非常に残酷な刑罰だった。

先人の作った、『幸』という漢字。小さな幸せで満足し、利他を大切にする心の戒めのような意味合いを持っていたのかもしれない。

人の心の、利他と利己のバランスが保たれた状態。そこに無欲の優しさがあるなら、幸せは膨らんで、自分と周囲の人を幸せにしていけれるのだろうと思う。

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