若い頃は、春が一番好きでした。それは桜が咲くから。残業した帰りに2駅ほど手前で降りて夜桜を見て帰る時期を過ごしました。
肌寒さの中に少しの温かい風が吹いて、桜の香りを運んで包まれている感じが好きだったのですが、年を追うごとに春から受ける変化についてゆけなくなりお気に入りの季節ではなくなってしました。
春は植物が芽吹くので苦みのある野菜が多いため、舌先が荒れやすくトマトやキュウリなどでもアクが強すぎると口内アレルギーを引き起こすようです。特に女性は50歳近くの更年期で、アレルギー持ちや疲れやすい方は春の食べ物は温野菜にして、灰汁処理をして食べた方が口内が荒れずにすみます。
春の嵐に黄砂が年々ひどくなって、自分の体質が変わってきているのと同時に、春はお気に入りではなくなってしまいました。
秋も捨てがたいのですが、断然、今は「冬」がお気に入りです。
理由は愛猫が、私の横で暖を取ってくれるから。

カーペットで寝ころんでいると、いつの間にか、私の背中に寄りかかって寝ている愛猫。
他の季節じゃ、膝の上にすら乗ってくれません。いや、もとはと言えば、私の判断ミスだったのですが。
元野良の愛猫でしたが、言葉で「ダメだよ」と一回注意するだけで理解してしまう子だったので、テリトリー分けには苦労しなかったのですが、パジャマ姿の私の膝の上に乗って来た時に「パジャマだからダメだよ」と言ってしまい、それ以来乗ってこなくなってしまったのです。
あゝ!せっかくの膝の上で寝てくれる権利を自分で放棄してしまうとは・・・😿
覆水盆に返らず。言った言葉は取り消せないので、愛猫が乗ってくれる日まで待つ。
ということで、冬が一番愛猫が自ら寄ってきてくれるので、お気に入りの季節です。
炬燵にミカンに、炬燵で丸くなる愛猫の姿も風物詩っぽくて好きです。
