レモンの苗木と根っこ

知ってびっくり!植木鉢と根っこには深い関係があった。

我が家の1階で小さな苗木として育てていたレモン🍋が、愛猫に葉っぱをむしられてしまったた。揺れる葉っぱが獲物に見えるらしく、無意識にロックオンしてしまうのだ。棘が出てきたら危ないので2階の部屋に移動した。

地植えで毎年100個以上実をつけてくれるレモンだが、少し背が高いのでもうちょっと楽に収穫できるように、苗から枝の伸ばし方をフェンス伝いに伸ばそうと考えた。

しかしながら、このレモンの品種が何処にも売っていない。購買元に連絡を入れると、当時の担当者がマニアックな人だったため、この品種が入っていたとのこと。

このレモン、シチリア島のレモンなのだ。

実がジューシーでフローラルな果汁。普通のレモンの1.5倍の果汁が出る。味もレモンサワーや酎ハイに使った人が驚くくらいの優秀なレモン。


難しいと言われているが、種から発芽させてみた。

種からの発芽率、9割。あれれ?ほぼ、全部発芽した。

発芽状態から双葉までの成長率が10割。100均の小さな焼きポットで発芽状態の種を3つ離して植えたが、9つとも成長していた。

そこで、白い植木鉢を買ってきて、1苗ごとに分けてみた。そして、ここからが難しかった!

『大は小を兼ねる』そんなに植木鉢ばかり増やしたくない私は、大きめの茶色の植木鉢を3つ購入して植え替えてみた。この考え、ダメらしいです。水やりにコツがあるんだとか。

大きめの茶色の植木鉢に植え替え直後、葉っぱが茶色くなって抜けて枯れてしまう事件が起きてしまい、一回白い植木鉢に戻しつつ、ホームセンターの植物係のお兄さんに聞いてみた。

植物の根っこがどの状態にあるか?

それがキモらしい。小さな苗木を大きな植木鉢に移動させると、水の量を絞ってしまいがちになる。すると、土の中でちょっとずつ足された水が飽和状態になり根が腐っていく。

どんな大きさのものでも、水が滴るまで水を流し受け皿の水を捨てきらないと今回の根ぐさり事件が起こるらしい。

本来は根の成長に合わせて植木鉢を少しずつ大きくしていくらしいのだが、私がいきなり大きくし過ぎて水も省エネモードにしたからおかしくなった。

そして、根っこについて驚く事実を教えてもらった。


根っこはそのまま大きく育てていくと、根っこがグルグル植木鉢の中で回るらしい。回り始めた根っこはそれだけに養分がいってしまうので、根が上手くはれない。根っこは細かく植木鉢の中全体に広がって根を生やすのが理想らしく、根っこの生長を良い所でストップさせることが根を細かく生やす秘訣になるようだ。

根っこは空気にふれると、根切りという成長をストップさせる状態になる特性を生かした植木鉢があるらしく、プロが使っている緑色のスリットが入って空気が鉢の中に入り表面も凹凸があるので、程よく根切りをしてくれる植木鉢を紹介してもらった。

今後、根っこの状態を見ながら、グルグル回る前の目一杯広がった状態のものを茶色の植木鉢に移し、茶色で育った苗木を最終形態のスリット入り緑の植木鉢で樹木として育てていこうと思う。

それにしても、鉢の中に石をいれるのも、根っこを空気に触れさせて根切りをさせていたなんて、水切りのためかと思い込んでいたが、もっと重要なポイントがあったのだと改めて勉強になった。

今、レモンの苗木は6鉢だ。根っこを見守りつつ育てていきたい。

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