愛犬愛猫の教育?について 愛犬編3

しつけの話です。主人と私の間に伸し掛かる相違点。笑い話にしかならない。トホホな私達。

愛犬は、中型犬の甲斐犬の女の子。

子犬の頃、彼女は全てを吸収していろいろな事を覚えた。

甲斐犬はとても従順でお利口さん。こちらが変な事を教えない限り、平気なはずが。

皆さん、中型犬や大型犬がいきなり爆走し始めたら、止める事はできますか?

普通の主婦ならば、引きずられてしまうか、肩や腕をおかしくしてしまうかも知れません。幸い、私は中学の時から友達の秋田犬の散歩を手伝って、腕力だけはかなりあったので、事なきを得ましたが。

飼い主が怪我をしない様に、大型犬や中型犬は散歩の際、飼い主が主導権を握らなくてはなりません。犬同士がすれ違う時でも、互いが怪我の無いようにリードを短くし、喧嘩にならない様にするのがルール。

どの犬にも相性があり、ダメな者同士が遭遇すると、親の仇か?!と思うくらい狂ったように唸って挑みかかろうとします。それが大型犬や中型犬だったならば、相手がセーブできるかを見極めて、回避しなくては大惨事になってしまう。

だから、散歩の時の主導権や歩く・走る・休むなどの判断は、人間が犬の状態を見て何時するかを決めるのも大切なことだったりします。

普通は、強い絆で結ばれて信頼関係が築き上げられていれば、自然とそれができるようになります。この話を主人に『愛犬を守るため』だからしっかりレクチャーした筈だったのですが、ウチの場合は主人の勘違いから事件が起こりました。


ある日、私は愛犬と友達の愛犬と、散歩をしていた時のこと。

大きな駐車場に番のカモが降り立ち、テクテク歩いていた。友達も私も愛らしい姿にほのぼのしていたその時!愛犬が急にカモに向かって走り出した。

「ストォーーーーップ!」

咄嗟に大きな声で制したが、リード分と私の腕が引っ張られて肩を痛めてしまった。愛犬は私の大声で我に返ったのか、普通に戻っている。

私もビックリしたが、友達も驚いていた。今まで、カモを見ようがカラスを見ようが反応しなかった愛犬が、反応しまくっているからだ。

今のは一体?

訝しみながらも、散歩をしているとカラスが道端の石ころを突いている場面に遭遇した。それを見た愛犬は、差尾をフワっと一揺れさせて走り出そうした。

「止めーーーい!」

ビクリとして動きが止まった愛犬の前に立つと、お座りをして「何もしてないよ?」的な感じを漂わせている。

「・・・誰からそんな遊び教えてもらったのかな?」

愛犬の目が泳いでいる。それを見た友達はお腹を抱えて笑っていたが、これがリードが切れていたり外れていたら、大惨事なことは間違いない。

その後、愛犬は一生懸命アイコンタクトを取ろうと私をチラチラ見やったが、私は敢えて視線を合わせなかった。そうすることで、空気を読める愛犬は『やってはいけない事』と学習して二度としないからだ。


愛犬がソワソワし始めた、主人が帰って来たようだ。

ガチャリと音がして玄関ドアが開いた。帰って来た主人は、靴を脱がずにそこでストップしている。しかも、愛犬が主人の後ろに隠れているので、何かを察知したらしい。

「何かあった?」

「愛犬に何か変な遊び教えた?」

仁王立ちのまま、笑顔で質問を質問で返されたのが怖かったのか必死で考えている。ということは、悪戯や悪ふざけで教え込んだのではないということだ。思い付きで純粋に遊んだ結果、それが甲斐犬の狩猟本能に火をつけた感じなのだろう。

「今日散歩していたら、カラスやカモを見たとたん走り出したの。」

「え?!」

「散歩で何かを追いかけまわすような遊びを教え込んだ?」

ズバリ聞いてみたら、「ごめん、鳥みてよーいドンしてた。」と答えたので、狩猟本能を掻き立てるような事をすると、子犬や小さな弱者に対しても怪我を負わせるような結果に繋がることをコンコンと説明した。いや、説教か・・・。

ここまで私が厳しく言うのには理由がある。セーブできない状態で他の犬や人を傷つけた場合、愛犬の払う代償が、命になってしまうからだ。それだけは死守したい絶対に。

死守すること 犬を飼う上でそれは絶対に忘れてはならない。

現に、昔、放し飼いの小型犬が愛犬に飛び掛かって来た時、私は咄嗟に愛犬を抱っこした。

愛犬は威嚇して下ろせともがいたが、どちらも傷を負わせたくなかった。だから、相手の犬のリード(手綱)を踏んずけて、飼い主が来るまで小型犬に足を噛まれ続けるしかなかった。

私の足に食らいついている自分の犬を見て、放し飼いの飼い主は驚いていた。小型犬の牙は鋭いので、何か所も血が出てズボンに穴が開いていたからだ。

可愛いだけではペットの命を守れないこと。飼い主がルールを守ること。犬は本能的にかなわない相手には向かわないけど、小型犬で特に愛玩犬は恐怖のあまり向かってきてしまう臆病な子がたまにいること。

本当に大事にしたいなら、愛犬が怪我を負わせることも負うこともない様に飼い主がマナーと安全を守る必要があることを説明した。

何故なら、市区町村にもよるが、放し飼いは条例違反になるからだ。

その方は、謝ってそれ以降、放し飼いは止めてくれた。

こういった部分があるので、主人にきっちりしてもらいたかったのだが、甘い。

「日本犬について、みっちり学んでみる? 愛犬の命に係るからね。」

数冊の本を見せた。私が怒り心頭の理由を察知し、二度と不真面目な散歩はしないと約束してくれたが、今回の代償は私の肩だ。


次の日、滑り込みで医者に行き、痛む腕と肩の診察を受けた。

全治2週間の腕と肩の腱鞘炎。

それでも、散歩には行かなくてはならないので、ベルトにリードを通して左手で長さ調節をしつつ散歩した。

例の如く、空気を読む愛犬はゆっくりと歩き、強く引っ張ることは無かった。

5件のコメント 追加

  1. saitouwataten のアバター saitouwataten より:

    私、御主人のファンになりました。気持ちも凄くわかる気がします。前の記事のウンチまみれも楽しかったです。大好きなトム·ウェイツの歌に「思い出には聖者が宿るもんだ」って一節がありました。本当にそうなんだ

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    1. suzu のアバター suzu より:

      saitouwatatenさん、コメントありがとうございます!
      主人の理解者がここに!!ありがたいです。😊
      ウンチまみれは大変でした😱
      真面目にやってるつもりなのに、主人と愛犬は名コンビのギャグ連発状態。🤣🤣
      ありがとうございます!

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  2. saitouwataten のアバター saitouwataten より:

    私、御主人のファンになりました。ワンちゃんも大好きです。suzuさんに叱られた後の対応に笑い転げました。私の好きなトム·ウェイツの歌に「思い出には聖者が宿るもんだ」の一節があります。私の中ではワンちゃんは聖者ななってます。

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    1. suzu のアバター suzu より:

      saitouwatatenさん、コメントありがとうございます!
      私の説教を聞いている主人と愛犬は、同じ仕草でヤバい!という顔をしていました😓
      トム·ウェイツの歌の「思い出には聖者が宿るもんだ」一節素敵ですね。
      愛犬は「レン」という名の通り、ハスの花のような心を持った、聖者のような子だったんです。
      saitouwatatenさんが、レンを聖者だと書いてくれたのを読んで、心が救われる気持ちです。😊
      ありがとうございます。😊😊😊

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      1. saitouwataten のアバター saitouwataten より:

        同じようなコメントを送り申し訳ありません。書いてる途中で人が来て送ったどうかがわからなくなってしまいました。でも間違いなく楽しく読ませて貰ってます。

        いいね: 1人

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