両親からはDNAで引き継がれているものがたくさんある。生んでくれてありがとう。育ててくれてありがとう。と、とても感謝している。だから、今日のお題は物凄く微妙な響きに感じます。『受け継いできた伝統』なら喜んでご紹介できるのですが。
敢えて言うならば、時代的な夫婦の形、在り方についてです。
昭和の時代、ご主人を立てて、意見を言わずに専業主婦に徹する。理不尽と感じても耐える。『渡る世間は〇ばかり』などに代表される、嫁の我慢。母としての我慢。
ウチの両親も互いに気持ちをはなし、理解を深めるような器用なタイプではないので、不満を蓄積していく。そして、カラオケやら友達と過ごしてはっちゃける。
伝統ではないけれど、その方法だけは受け継がなかった。
悶々と考えるくらいなら、相手との会話で解決していくし、夫婦の在り方で前向きに検討しなかったら、建設的に考えられなくなる。そして、不満と愚痴を募らせてしまう。要らない感情を沸き起こすので、私は家族でも個とみなします。実際、個と個が集まって家族だから。
妥協ではなく、尊重と尊厳を守る形が家族と考えている。 ![]()
