ヴィンテージワインとイタリア料理が一番金額がかかったと思います。素晴らしい味!雰囲気も素晴らしかったです。

主人がソムリエの資格を取りたいと言っていた頃に、友達から「ソムリエの田〇さんのワイン教室で知り合った友達の旦那さんがお店やってるよ。」と一緒に行って紹介されたのが、フィレンツェのエノテカピンキオーリで修行されたシェフ。
主人とシェフが意気投合して友達になり数年通いつつ、そこでワインとそれに合う料理を出してもらっていた時のことです。
奥様がソムリエなので、イタリアを巡ってワインを買い付けるので、その当時、本当に知られていないような美味しいワインを頂いていました。
主人はワイン、私は料理を。多くの事をそのシェフから学びました。経験という名の私の財産です。
もうね、楽しいんですよ。シェフの世界観が。味も素晴らしい、人柄がとっても素敵なんです。何事にも一生懸命で、真っすぐで、真剣で、心の根幹が綺麗でお茶目な方。
何がお茶目かと言うと、たまーにブラインドテイスティングをしてくるんですよ!ラベルの剥がされたワインボトルがドーン!と置かれ、素敵な所作でワインをついできながらニコニコしてる。
「これはもう当てないと!ねーご主人。」
「飲んでみればわかるよ。」
マジでソムリエの勉強しているのは、あなたなんですけど!!!
と主人にツッコミたいと思いつつも、飲んでみると・・・ Donnafugata社のTancredi の味だと分かるのが自分でも怖いくらいびっくりだ。その当時のお気に入りだったワイン。
そんな私を悪戯っぽい笑顔で見ているような素敵シェフ。
そのシェフに無理を言って『この予算でヴィンテージワインとフルコースを』とお願いした料理が最もお金をかけた食事だったけど、心もお腹も全てが満たされた食事でした。
共働きしていた時だったからできたお願いだったなぁ。。。懐かしい!!
