野菜の良さと季節と栄養と(アスパラガス・ニンニク・鶏肉)🌻

生酵素は野菜と果物にあると紹介したが、野菜の良さをもう少し掘り下げたい。季節にあった野菜を摂ることは、体を整えることになる。夏バテに防止に旬のお野菜を良く知っておこう!

今回は野菜たちが持つ旨味を知ってほしい。苦手な方用に味を意識しない食べ方でもある。

アスパラガス・ニンニク・鶏肉について説明しようと思う。

【アスパラガスの効能】

アスパラガスに含まれる栄養アミノ酸の一種のアスパラギン酸は、免疫力アップ・疲労回復・スタミナをつける効果があり、新陳代謝を活発にしてくれます。

逆に不足すると体内にアンモニアが蓄積して、血中アンモニア濃度が上がるため、疲れやすく免疫力が下がってしまいます。

穂先にはポリフェノールの一種のルチンも多く含まれており、血管強化・血圧降下作用・抗酸化作用など血液循環の改善をしてくれるので、高血圧・動脈硬化・脳卒中など生活習慣病の予防にも効果があるとされています。

葉酸も多く含まれており、DNAや細胞の合成・赤血球の生成を円滑にしてくれます。特に胎児の発育に係る栄養素なので、妊婦さんは多く摂取してほしい栄養素です。

βカロテンが豊富でビタミンAへの変換率が多いです。免疫力の強化・皮膚や粘膜の強化・アンチエイジングに効果があります。しかし、そのままでは吸収されにくいので、油脂と一緒に調理して吸収率を上げると良いです。他にもビタミンCやビタミンEを含んでいます。

ミネラルのカリウムも多く含まれており、体の中のナトリウムを排出する作用があるので、むくみ改善が期待できます。

含有される栄養素を見ても、生活習慣病の方に食べてもらいたい緑黄色野菜です!


【ニンニクの効能】

ニンニクはアリシンという硫化アリルの一種が含まれています。独特な香りや辛みはその成分の香りで、加熱した時に食欲をそそる香りになります。

特にビタミンB1とアリシンが多く含まれていて、糖代謝や抗菌作用があり、毎日少しずつ食べると免疫機能の強化と、体内の炎症を軽減してくれる作用も持っています。

アリシンは、ビタミンB1の吸収を助けてくれる成分です。アリシン+ビタミンB1の組み合わせは、アリチアミンを生み出し体内に長く留まってくれるので、新陳代謝を促し疲労物質を体外へと排出して疲労回復効果をもたらします。滋養強壮やスタミナをつけたい時におススメです。

アリシンには他にも抗菌作用や殺菌作用があるので、食中毒を防ぐための薬味として、生のすりおろしなどが使われています。ちょっとした風邪菌やO-157などのウィルスなども撃退しちゃう優れた殺菌能力なんです。

さて、このアリシンは低温で加熱すると、もっと効能を発揮します100℃以下でスコルジニン低温加熱80℃以下でアホエンという物質に変化します。変な名前ですが、効能はバッチリ!

このアホエン、多く抽出するやり方があるんです。詳しくは、アホエンガスパチョで説明。

スコルジニンには、毛細血管を広げる作用があるので、血流改善になり冷え性や血圧やコレステロールを抑制して動脈硬化の予防が期待できます。

アホエンには、血栓ができるのを抑制し、アリシンの効能をそのまま引き継いでいるので、抗菌作用・抗ウィルス作用があり免疫力を高め、尿酸値を正常化へと働きかけるので予防にもなります。また、アホエンは神経細胞に働きかけ、突起を増やして脳を活性化させるため、アンチエイジングとしての食材として期待させれています。

ビタミンB1の含有量が、他の野菜より多いのが特徴的です。ビタミンB1はチアミンと呼ばれる水溶性のビタミンです。グルコースなどの糖を体内で使われやすい様に変換して糖代謝を促します。要は糖代謝を助けてエネルギーをつくり出し疲労回復をします。

ビタミンB6も多く含まれています。タンパク質を形作るアミノ酸の代謝を助けたり、免疫機能を正常に維持したり、粘膜や皮膚を健康に保とうと抵抗力を増進します。また、ヘモグロビンの合成や、神経伝達物質の合成、脂質分解や合成などにも関わっていて、欠乏すると、口内炎や皮膚炎などを生じてしまします。

他の効能として、エストロゲンというホルモンバランスを整える効果があるので月経前症候群の緩和や、脳の神経機能を正常に維持してくれます。脂肪肝も脂質の代謝を活性化させるので蓄積する前に燃焼させるように働きかけてくれます。

糖質を摂る方や糖尿病の方、アルコール摂取をしている方には、是非とも食べて欲しいニンニクに含まれているビタミンです。

ニンニクは抗生物質のような香味野菜です。効率の良い摂り方がおススメです。


【鶏肉の効能】

鶏肉はタンパク質が豊富で、必須アミノ酸がバランス良く含まれています。

体内で作ることのできない必須アミノ酸なので、是非とも他の食材と合わせて摂ってもらいたい食材です。

含まれるビタミンは、ビタミンA・ビタミンB2・ビタミンK・鉄などが含まれています。

ビタミンAには、成長促進・目の機能の維持・皮膚や粘膜の健康維持・抗酸化作用などがあり、アンチエイジングなどにも効果が期待できます。

ビタミンB2のリボフラビンは、水溶性のビタミンです。糖質や脂質やタンパク質を代謝する時に必要な酵素で、エネルギーとして使われるように変換する働きを助けます。成長促進・皮膚や粘膜の健康維持などの働きをします。抗酸化力があり、細胞の酸化ストレスを保護してダメージを軽減してくれます。

ビタミンK は、脂溶性のビタミンです。血液の凝固反応促進や骨の形成を助けます。

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部位によって含まれるものが違うので、目的に合わせ、部位の調理を考えてみるのも良いかも知れません。

《 鶏むね肉 》

高たんぱく低脂肪の部位。代表的な2つの要素があります。

渡り鳥が不眠不休で飛び続ける事ができると言われている、疲労感軽減成分のイミダペプチドを豊富に含んでいるのが特徴です。そのため、抗酸化作用と疲労回復効果が期待できます。

そして、人間の体の健康に必要不可欠な必須アミノ酸のトリプトファンを含んでいます。トリプトファンは、鶏むね肉に290mg含まれており、牛・豚。鶏のレバーと同等の量を含んでいます。

トリプトファンはセロトニンの生成を行いますが、生成にはビタミンB6が必要です。そのセロトニンが就寝前にメラトニンに変化することで、寝つきをよくして眠りを深くするので、睡眠の質が上がります。

《 鶏もも肉 》

むね肉と比べるとたんぱく質は少なめですが、ビタミンB群を豊富に含みます。レチノール(ビタミンA)・ビタミンB1・ビタミンB2・ナイアシン・ビタミンB6・葉酸・パントテン酸・ビタミンC・ビタミンE。そして、ビタミンKの含有量が他の部位より多いです。

ミネラルの鉄・カルシウム・リン・マグネシウム・カリウムなどを含みます。

ビタミンB1の働きで糖代謝でエネルギーを作り疲労回復。

ビタミンB2の細胞の新陳代謝促進。粘膜や皮膚の機能維持。

ビタミンB6はナイアシンやトリプトファンとの複合で粘膜や皮膚の機能維持や脳神経系を正常働かせます。

葉酸は赤血球の生成をして貧血予防。細胞の生まれ変わり。胎児の発育を助けます。

パントテン酸はストレス軽減と動脈硬化予防。

ビタミンCビタミンEは抗酸化作用の強い抗酸化ビタミンなので、活性酸素を抑制し酸化を抑えて動脈硬化や皮膚や血管や細胞の老化を防いで免疫力を強めてくれます。

ビタミンK は、脂溶性のビタミンです。血液の凝固反応促進や骨の形成を助けます。

ミネラルでは

は貧血予防効果。体内で栄養素を使う時に関与している。

カルシウムは健康な骨や歯を維持や形成する成分で骨粗しょう症予防。血液の凝固作用。筋肉を動かす。精神安定。興奮性を抑制する。

リンは健康な骨や歯を維持や形成する成分。エネルギーの産生などの代謝の補助と細胞壁の成分でもあり、体内の浸透圧の維持をしています。摂取しすぎるとカルシウムを溶出させて骨が弱くなります。(男性:1000mg・女性:800mg)

マグネシウムは健康な骨の維持する成分。エネルギーの産生などの代謝の補助と神経伝達の補助。生活習慣病の予防。精神不調の予防。筋肉の収縮や神経の働きに関与します。

カリウムは疲労回復や利尿作用、高血圧の予防に役立ちます。 

鶏肉・アスパラ・ニンニクは疲労回復の宝庫の食材。そこにトマトとチーズが入ると、総合的な底上げ料理になるので、夏場にはぜひとも食べておきたいものの1つ。


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