
どんなことでも結果が表れた時は、とても感動するし嬉しい。
食事を作って、美味しいと言ってもらえるのも嬉しいけど、減塩や腸活や薬膳の食事を作って高血圧や糖尿病が改善したと言われた時は、自分のことのように嬉しいです。
写真は皆さんがご存じの番組でやっていた『菜の花のちらし寿司』を、見た目同じにして、減塩にアレンジしたもの。
これを食べた方は、物の見事に減塩されていた事に気づいていませんでした。
私事では、愛猫にかまってもらった時かもしれない。
甘えてくれている時が『ああ、この小さな命と出会えて良かったな』と、愛猫を紹介してくれたご近所さんに感謝している。
数年前、風台風の目に入った時、探しに出た主人の手に乗って来てくれた愛猫の勇気に、涙が出るほど嬉しかった。

ウチの愛猫は、自分の意志でウチに来ることを選んだ話はしたが、その後、野良だった彼女はどうしても外が気になるようで、ある日、玄関を開けた瞬間に飛び出してしまった。
ちょっと遊びに出たかったのだろう。
けれど、間が悪かった。その日は風台風と言われる風速13m以上の風が吹き荒れて、ガレージのカーボンファイバーが飛ばされて粉々になっているような状況だった。
飛び出した瞬間にパニックになった愛猫は、姿を隠してしまった。
風が凶器というのはこのことなのだろうと思うような風。1時間近く探しても私の目に愛猫の姿は見えなかった。
主人も帰って来て、探しに行くと言う。ますます風が酷くなっているので、アメダスを見ながら台風の目に入る瞬間を待った。その間にも、愛猫が無事でいられるように心から祈って。
台風の目が通り過ぎる数分の間、今度は主人が探しに行ってくれた。再び風が酷くなり始めた時に、玄関を激しく叩く主人の声がした。
開けた瞬間、主人が愛猫を抱えて飛び込むように家の中に入って来た。
「良かった」と泣き崩れそうになりながら、お風呂場に愛猫を連れていく。温かいお湯でサッと洗って用意していたタオルで包みつつ、ドライヤーを遠くから当てて乾かした。
家で待機していた間にタオル数枚とお風呂の準備をしていたが、愛猫が見つかって良かったと、その体温のぬくもりを感じながら全てに感謝した。
その日を境に、愛猫は窓が開いて網戸になっていても、玄関が開いても外に出ようとはしなくなった。
