20代の頃、コミュニティで皆さんとお茶をしていた時に、大正生まれの長老組お婆さんから頂いたアドバイスです。
「人の話を聞くことは出来ても、ちゃんと心に留め置いてから「私に当てはまるかな?」ってちゃんと心まで落とすことをしなさいな。ちゃんとね、言葉を聴くこと。そして、心で受け取って咀嚼してから、相手に返すこと。大切なことよ。」
そうアドバイスを頂いた。
人の話を心で受けとれるように聴く。そして、心の奥深くで咀嚼して、反芻して相手に自分の言葉で返す。
身を入れて聞いていない様に見えていたのだろうか?と若い私は考え込んだ。やっているやっていないではない。物事を見極め、言われた事を深く考えて返す力を持ちなさいという事なのだろう。
このアドバイスは、会社でも、転職先でも、とても役に立った。とても有難い言葉だ。
この話を聞いた主人が自分でも実践して、上司や得意先から名指しの使命商談が入るようになった。対人関係を築く一つのスキルだったのだと、今更ながらに物事への姿勢を深く考えるようになった。
