アホエン多くを摂るための、ちょっと香りのあるガスパチョを作る。
さて、今回はニンニクのアホエンオイルを使ったガスパチョを作るニャ。その代わり塩は無し。
オリーブオイルとニンニクで、ニンニクオイルを作るニャ。

【オリーブオイルについて】
エキストラバージンオリーブオイルの発煙点は170℃。
風味が損なわれる温度幅67℃以下で使う。120℃までの物がある。
食用オリーブオイル(P)の発煙点は210℃くらい。(フライパンで加熱しすぎて少し煙が出てきている状態の温度。この時に物を入れたら危険ですニャ!!)
この二つの違いは温度の発煙点が違うということと、風味の損なわれる温度が生食用のEXオリーブオイルの方が低いこと。
【ニンニクについて】
ニンニクの有名産地、青森県の地方独立行政法人青森県産業技術センター農産物加工研究所が「にんにくの機能性成分(アホエン)を増やす加工法の開発」と題して、研究を公開してくれているニャ。なので、その資料を手本にアホエンの抽出方法を写真付きで図解するニャ!
スコルニジン
スコルジニンには、毛細血管を広げる作用があるので、血流改善になり冷え性や血圧やコレステロールを抑制して動脈硬化の予防が期待できます。
アホエン
アホエンには、血栓ができるのを抑制し、アリシンの効能をそのまま引き継いでいるので、抗菌作用・抗ウィルス作用があり免疫力を高め、尿酸値を正常化へと働きかけるので予防にもなります。また、アホエンは神経細胞に働きかけ、突起を増やして脳を活性化させるため、アンチエイジングとしての食材として期待させれています。
【アホエンを抽出する場合】
| 材料 | 分量 | 処理 |
| ニンニク | 3片 | みじん切りにして瓶の中で2時間常温放置 |
| EXオリーブ油 | 適量 | EXオリーブオイルを入れてから常温5日放置 量は瓶の大きさによる。瓶が大きければニンニクの量を足す。 |
| 小瓶 | 1つ | 煮沸して乾かしておく |
【アホエンを多く抽出するニャ!】

① 小瓶を用意するニャ。熱湯で殺菌して乾かすニャ。
包丁やまな板も、熱湯殺菌して乾かしておくと、雑菌繁殖を防げて良いニャ。

② ニンニクをみじん切りにして小瓶の中に入れておくニャ。
水分が入らない様に気をつけて、ニンニクを切っていくニャ。ニンニクはみじん切りにしていくと、包丁がベタベタするので、手を切らないように注意するニャ。

③ 切ったニンニクを瓶に入れて軽く蓋をしめて、
2時間放置するニャ。

④ EXオリーブ油を瓶の中に入れて蓋をしっかり閉める。

⑤ 常温で5日ほど置いておくと、アホエンがオイルに抽出される。10日~14日をめどに使い切る!
中のニンニクはマイルドになっているニャ。
*5日経ったら、ニンニクは全部取り出して使うニャ。もし、多くの量を使えない場合は、前の日から少しずつ取って使っていくと良いニャ!もちろん、使用するスプーンは煮沸か熱湯にくぐらせてキッチンペーパーで拭くニャ!
【アホエンオイルを使ったガスパチョ】
| 材料 | 分量 | 処理 |
| トマト | 1個 | 乱切りしておく。 |
| ニンニクアホエンオイル | 適量 | あらかじめ作っておく |
| バジルの葉 | 適当 |
① トマトは乱切りしてお皿へ盛り付ける。
② ニンニクアホエンオイルを、適量垂らす。ニンニクも一緒に入れると風味が増す。
③ バジルの葉を飾り付ける。
【他にも使えるアホエンオイル】
1 インスタントのパスタソースを温めて、パスタと絡めた後にアホエンオイルを垂らす。
イカ墨のパスタ・アラビアータ・ミートソースなどにとても合うニャ。
2 鶏肉を焼いた後に、アホエンオイルを中のニンニクと一緒に垂らす。塩を使わなくても風味的にはOKニャ!
