主人に洒落た言葉と共に🌻

もし100万ドルを誰かに譲るとしたら、それは誰ですか ?

主人に受け取ってもらいたい。渡し方は貸金庫に預けておいて、困った時に読んで欲しいという手紙と共に鍵を遺言として彼の手元に渡るようにします。もしくは、遺言としてではなくて私が生きていても、主人が困った時に渡したいです。

私、一休禅師のお話が好きなんですよね。室町時代に生きた臨済宗の実在するお坊さんで、枠に囚われない生き方をされたお坊さんです。

気に入っているエピソードで、『自分が死んだ後、どうしても困った時、苦しい時に読むように』と弟子たちに言って手紙を残した一休禅師。お寺で大切に保管されていたのですが、お寺が困窮した状態になり、弟子たちは『いまこそ、一休禅師の手紙を開ける時』と手紙を開封しました。そこに書かれていた言葉は

「心配するな。大丈夫、なんとかなる。」

だったそうな。

一休さんらしい言葉に気持ちが落ち着いたのか、その後、寺は今も健在しているので、危機的状態を脱出したのでしょう。

ものの真偽は分かりませんが、素敵な話だなと思いました。

だから、私も、もし私が先に逝くならば、こんな洒落た言葉と共に貸金庫の鍵を残して逝きたいなぁと思ったからです。まぁ、自分が死んでいなかったとしても、困っている時に渡したいと思っています。

だって、困難にぶち当たっても、困った時に「らしいよなぁ~」って読んで笑ってもらえたら最高かな、なんて思います。

100万ドルあったら、渡すのは主人が困窮した時に。そして、洒落た言葉を添えて、笑ってもらえたら最高だと思う。


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