歴史上で大きな出来事として覚えているのは、千年に1度といえる天災が2011年3月11日に起こった東日本大震災。そしてもう一つは、人災ともいえる2000年問題。
地震災害の規模が津波や建物の倒壊や火事を引き起こして、甚大な被害を被った。昔の伝承や石碑などに刻まれた先人の言葉。昔からそこに住む方々は、その言葉を学校の避難訓練などに活かして難を逃れた方も多い。
それでも、被害に遭われた方々の事を思うと、長い周期で起こる天災をどう伝えていくのか。我々人類が地球という生きている星で生活している以上、仕方のないこととして済ましてはならないと思う。あの当時日本中が、復興を考えながら、教訓を次に備える何かに変えて、街づくりや防災に生かそうと思ったにちがいない。
あれから12年の歳月が経って、周期の枠に入りつつ富士山や関東大震災や南海トラフ地震は未だ静かな状態だ。明日来てもおかしくない状況を見守りつつ、人は備えなければならない。
天災とは、自然が引き起こすために人智を越えたものがある。予測したとしてもその通りではない。そこを補うための防災意識だ。安全に安心して暮らせるようにと。
今一度、意識を高めて、防災グッツの手入れや見直しをして備えて欲しいと思う。
そして、もう一つ記憶に残っているのが2000年問題。これはもう、人類最大の人災と言えそうな問題だ。
簡単に説明すると、西暦を下二桁で管理しているプログラムは2000年になると1900年と誤認して、プログラムの誤作動や停止などが予測され、その回避に世界中でプログラムの見直しが行われていた。
日本は西暦の他に和暦を使用しているので、西暦の対処をしながら西暦和暦を対応させつつ閏年なども考慮して誤作動しない様に、2000年の2月29日が過ぎ、3月1日を迎えるまで気が抜けなかった会社もあったくらいだ。
この時、営業部でAccessによる受注システムを構築していた私は、他の部署からも駆り出され毎晩遅くまで残ってカップラーメンやマックのダブルチーズバーガーを片手にプログラムの見直しをしていた。
これは大変な作業で、時代を生きたなぁ・・・なんて、今思い返しても思ってしまう出来事。
プログラムを構築していく上で、万能に作り上げていくのは基本中の基本なのですが、世界は何故西暦を4桁でメインに使わなかったのか?
それは、システムのキャパとスムーズにプログラムを動かすための工夫として無駄な文字数を減らして動かしていたに他ならない。当時のパソコン容量は1テラなんて無かった。外付けのMoドライブのメディアが650MBで「大きいね」なんて言っていたくらいなのだから。
ズボラな自分がAccessで作っていた得意先の受注管理システムは、手直しが嫌で最初から西暦4桁対応で作り、後から和暦対応させていたので大丈夫でしたが、電算課や顧問の作っていた大型のAccessプログラム内で、2桁の年号計算させていたので、プログラムを見て回るのが大変でした。
パソコンも容量の大きいものに買い替えたり、容量を付け足したり、まさに何でも屋の如く走り回っていたあの時期。その後の閏年問題で、西暦表記がしっかりと閏年計算される確認をしたりと、バタバタしていた。
まさに、パソコンの容量や処理能力の過渡期にあった時代が巻き起こした、人災と呼べるべき出来事だった。
次の桁が多くなる10000年問題はその時の人が解決してくれるだろうと思う。

私は2000年問題の時は消防団にいました。毎年歳末警戒をしていました。通常は12時に解散だったのですがその時は1時まで待機でした。結局は何事もなく終わりました。でもその後ろで大変なご苦労があったのですね。少し考えればわかるはずですが全然考えませんでした。
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saitouwatatenさん、コメントありがとうございます!
消防団ですか!凄いです!
いえいえ、私の苦労なんて全然ですよ。医療系や機械の誤作動とか、消防団での咄嗟に起きる何かに備える方が大変だと思います。
それに、連日の残業でマックやケンタ、カップラーメンを皆で食べて、お正月前にフライングで体重が増えちゃったのは、内緒です😊
ありがとうございます!!
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