人間と共存できる動物は好きです。
特に、ウチに縁があった愛犬は、甲斐犬の黒虎という種類で心優しい子。どこまでも友愛と博愛とお茶目な愛嬌ある仕草とセンス、そして忠誠と信心深い彼女は、犬にしておくのが勿体ないくらいの子でした。
お世話といえば、散歩とご飯に、たまにお風呂ぐらいでしょうか。
歩けなくなってからは、私たちが彼女の足となり、カートでお出かけして好きな道に出ると、抱っこしたまま地に足をつけて、歩いてる感覚を楽しんでもらえるように、スクワットの状態で横にちょんちょんと足を付けながら前に進んでいくと、尻尾を振って喜んでくれました。
周りの人はふかーいスクワット状態で50mも進んでいる私たちを見て、驚いたり、応援してくれたり、手を振ってくれたり、皆さんに見守られている状態で、愛犬の喜ぶことをしてあげたい一心でやっていました。
だから、大変なんて思ったことは無く、生後2か月で自律して忠誠心をみせて甘える事の少なかった彼女だったので、素直に甘えてくれる愛犬に有り難いな、可愛いなと思いました。
歴代のハムスターたちも、固有に感情を持ち、愛情と信頼をみせてくれました。
初代のハムは、差し出した主人の手に乗っかってきた子。後は別ゲージで隔離されていたり、元気のなさそうな子や、要領の悪い子などを引き取りました。
彼らは一国一城の主という感じなので、1つの小さ目の衣装箱をゲージにして干し草を敷いて、給水器具とご飯のお皿、サイレントホイールと砂場、温度計、お菓子箱などに入り口をつけたものを入れて蓋を網にした部屋を1匹ずつあてがっていました。6畳の和室に、最大6個並べられて、ハムスターの部屋になっていたほどです。
1年を通して、ゲージ内に温かいところと涼しいところを作り、ハムスター自身が体温調節可能な状態にしていました。
夏は冷房が直接当たらない様にして、27℃設定して扇風機で旋回させると、ゲージ内は25℃~26℃くらいに。
冬は特に温度管理が必須で、赤ちゃん用のホットかけ毛布を畳みに敷いた毛布の中央に敷いて、さらにもう一枚の毛布を乗せ、ゲージの2/3が温かい場所になるようにして置き、上からゲージの2/3の部分まで被るように毛布を掛けていました。
地熱のようにじんわり温かくなるように、最弱に設定して徐々に温まった毛布の表面を作らないと、小さいハムスターが大変な事になってしまいます。
(人間の赤ちゃん用のホット掛け毛布はとても薄く、事故が起こらない様に低温使用です。それでも33度くらいになってしまうので、直接使うには危険。なので毛布で温度を和らげるように上下に毛布を敷いて挟み込んで、表面が25℃くらいになるよう手を加えました。そうやって、ゲージを置いてその上に毛布を掛けて微調整・・・)
なるべく、朝昼晩と温度をこまめに見て調節。ゲージを1週間に1度洗うなど、清潔に保って快適に暮らせるよう努めていました。
ハムスターたちは個体によって性格が様々。おっとりで落ち込んでいると指を舐めて慰めてくれる子。癲癇持ちの子(震度4の地震が来て旅立ってしまって分かりました)。手を合わせて体を揺らしながら、踊るように何かをうったえる子。巣作りがヘタな子。巣作りが上手な子。
食べる好みも、身だしなみの仕方も、何もかも違うけど、ウチに来てのんびりしている姿を見るのはとても癒されました。
今一緒にいる愛猫も優しい子で、彼女は私たちの言っていることの行間を読みます。
行ってはいけない場所(台所)に入って来ても、「ダメニャ」と否定の言葉を言うと、ぴたりと動きを止めて此方を見てから、「危ないからダメニャ」というと、踵を返して出ていきます。
以前猫を飼っていらした方が、「行ってはいけないニャ!そっちは大切、ダメニャ!」と言って階段を上がる愛猫にストップをかけ降りてきたウチの愛猫を見て、普通は戻らないと驚いていました。
その後、再び上がろうと3段上がり、注意したのに5段目まで上がって様子見している愛猫に「言いつけは守るニャ。そっち大切、ダメニャ。」と言うと、渋々降りてきて二階には上がろうとしなかったので、それも見ていた方がありえないくらい物わかりが良すぎると感心したように驚いていたので、ウチの猫は人の言っていることを良く理解して行動しているのかなと感じました。
家に来る子達は、とても面白い子で優しい子で自ら私たちを選んで来てくれています。今は、愛猫だけですが、愛猫に会いに来る猫さん達も、とても猫模様の面白い性格を持っています。
日々、動物ウォッチングで癒されている。私の好きな動物は犬・猫・ハムスターです。
