家はアパートを転々とし、引っ越し4回目にして今の家を建てました。
最初の間取りは、工務店さんと年配の建築士の方が、デザインを持ってきてくれたのですが、昔風のような作りだったので、『生活動線』『風の通り』『多機能性』を重視していると告げたところ、「図案を描いてきてください」と言われたので、イエスマイハウスというソフトを使って、理想とする間取り図案を2つ作り、その1つが居間の家の間取りです。
南玄関と2.5畳のフロア、その左右に居間と和室。それを間仕切る引き戸。全てを開放すれば19畳近くになるので、多目的にも、小部屋としても使えます。
風水もしっかり考えて、鬼門裏鬼門を避けていろいろ配置しながら、風通しと光の入り具合などを考えつつ、生活動線でぶつかり合わないように空間を取りながら、廊下や階段を通常より10cm広く作りました。
老後に向けて、車椅子生活になっても大丈夫なように作っています。
1つの失敗というか、考えが及ばなかった部分は『遮断熱』について。日本家屋のほとんどがアルミサッシです。混合サッシと樹脂サッシもありますが、耐久性からみてアルミを勧められることが多く、『断熱』に対して然程考えていなかった私は、アルミサッシのペアガラスを入れれば良いと軽く考えていました。
アルミサッシの熱伝導率は馬鹿にできないくらい、50%ほどの熱が外に逃げてしまうのです。効率が悪いし、明け方の冷え込みで温度がガクッと下がります。
あれから20年・・・綾小路きみまろ程ではありませんが、あの時私は若く考えが至らなかった・・・
何故に二重窓にしなかったのだろうと。内窓に樹脂サッシのペアガラスを入れれば、熱効率も安定して電気代にビクビクしなくて済んだだろうに。
老後に備えて、居間と和室、洗面所と台所、トイレに、二重窓の設置をDIYで作っていこうと決めました。
目下、和室の雪見障子の和紙をガラスシートにして断熱効果を低予算でしようと画策中。
新築で建てる時には、真夏と真冬の断熱効果も念頭に入れて二重サッシで建ててしまった方が電気代を節約できると、20年住んで理解したSUZUでした。
