自分に合った効能の果物

文のお題 (日替わり)
好きな果物を5つ挙げてください。

私は腸炎になってしまうことがあるので、1番目にスイカを挙げます。腸炎になるとお腹が腫れて熱を持つため微熱が続きます。身体の芯熱を取るために水分を補給しますが、中々、水で補うのは難しいので、このフルーツになります。

スイカは薬膳では陰性の食べ物で身体を冷やす効果があります。水分やカリウムが多く含まれ、水分は脱水症状や熱中症の予防に、カリウムは利尿作用があるのでむくみの改善にもなります。

他にも、スイカに含まれるアミノ酸の種類でシトルリンは血管を拡張してくれるので血流改善になります。また、スイカに含まれるリコピンやビタミンCは抗酸化作用があるので、肌の老化を防いでくれるため、美肌やシワ予防の効果も。

シトルリンやカリウムが多く含まれている場所は皮に多く、浅漬けやピクルスに調理すると食べられます。お洒が好きな方は、ウォッカに3日ほど漬けるとカクテルなどにできます。食べられない皮の部分だけだと、少し味気ないなぁと思われたら、赤い部分ごと入れてみてください。ウォッカはちょっと・・・という方は、ラム酒でも美味しく漬かります。

面倒だなぁ・・・と思われたら、スイカの外皮だけ取り除いて、白い部分も一緒にジューサーにかけてしまうと、全部の栄養が絞られて飲めますよ。ちょっと青臭く感じる方もいますが。


2番目に挙げるのは、メロンです。これもスイカと同じく、腸炎の時に食べたくなる果物。

メロンには、カリウムとビタミンCと葉酸とアデノシンという栄養があります。食物繊維も豊富です。葉酸は妊婦さんに必要な胎児の発育に必要な要素。他にも細胞が増える時とかに重要な働きをしてくれる有難い要素です。アデノシンという栄養も動脈硬化予防に良い要素です。

赤い果肉のメロンには、β-カロテンやモリブデンが含まれています。


3番目はマスカットや巨峰です。これも私的な意見ですが、高熱を出した時にたまに食べたくなる果物。

巨峰

視力改善や眼精疲労改善したり、活性酸素を取り除き細胞を傷つけるのを防ぐので老化や免疫力の低下を防いだり、抗酸化作用があるので細胞の酸化を防いで糖尿病や認知症を予防する効果が期待できる。女性に嬉しいコラーゲンの合成を促すので美肌効果も期待できる。そして、巨峰が持つタンニンは、抗アレルギー作用で花粉症の緩和も期待できるので、旬の時期には食べたい果物です。

マスカット

糖度が高く、ほどほどに摂取すればエネルギー源になりますが、『食べ放題』で食べすぎて汗がブドウの匂いに!なんてならない様、美味しくても節制しましょう。α−トコフェロールというビタミンEや、細胞の産生や造血に必要な妊婦さんにはぜひ摂って欲しい葉酸や、むくみ解消のカリウムや、ポリフェノールの一種のレスベラトロールやビタミンB1は疲労回復効果が期待できます。摂り過ぎなければ、ブドウ糖は脳の活性化をしてくれるので、分量を調整して食べましょう。


4番目はドラゴンフルーツの赤です。一般的には白いドラゴンフルーツが出回っていますが、赤のドラゴンフルーツは甘味と旨味があって美味しいです。見た目は、ショッキングピンクに黒いつぶつぶなので、かなりド派手な印象です。根拠はありませんが、私は気が足りなく感じた時に食べる一品です。

フルーツなのに、骨を丈夫にするマグネシウムが含まれ、葉酸、赤いドラゴンフルーツに多く含まれる癌や生活習慣病を予防するベタシアニン、カリウム、不溶性食物繊維が摂れてしまうフルーツです。但し!食べ過ぎは思わぬ食物繊維と水分の摂り過ぎで下痢になる可能性もあるので食べ過ぎない様にしましょう。


5番目はライチです。バイキングとかで良く見かける果物です。ライチジュースも好きです。

アンチエイジング効果をもたらすポリフェノールのロイコシアニジンを含んでいます。他にもビタミンC、葉酸、カリウムを含んでいるので、生活習慣病の予防、老化防止、美肌など、様々な効果が期待できます。


何だか、こうやって並べると、具合が悪い時の私は本能で食べ物を欲しているのが、丸わかりですね。一時期、完全なベジタリアンだった時が4年~5年ほどありまして、医食同源の大切さを身をもって体験した期間でした。その期間を支えてくれたフルーツたち。

今が在るのは、本当にいろいろな野菜や果物から栄養を貰っていたのだなと、感謝しています。

果物は糖度が高いので、糖尿の方は食べすぎにご注意ください。

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