和室改造の後に作った玄関ゲートの成功と失敗話。

愛猫は風台風のトラウマで外に出ようとしない。でも、もし好きな猫が家の傍にいたら出てしまうかもしれない。
そんな思いから、猫の玄関ガードを作ることにきめたある1日の話。
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材料を購入してきて、3本の角材に3cm間隔に印をいれていく。
*ここで既に間違えていた!🤣
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建具の格子には格子が歪まないようにする必要があるため、格子が貫通できるような穴をあけた渡し木が必要になる。
等間隔でピッタリに開けた穴には、格子の円柱が何本も入ることになる。
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これは扉の部分。なかなか綺麗に作れたと思ったけれど、この時には気づけなかった致命的な失敗がある。
プロの方はもうお分かりかもしれないけれど、実は日本の建具は、縦に使う木と横に渡す木の厚みが違う。建具の歪みを防ぐために、2倍以上の幅で作られている。
障子を見て頂くと分かりやすいかもしれない。

作った扉を蝶番を使って取り付けてみる。
綺麗に揃った格子の扉に、まだ欠陥に気づけない私。何も知らず、もう一つの細いスペースを埋めるべく、細い格子を作って完成させてしまった。
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愛猫が扉を開けないように、ロックも作ってみた。
これはホームセンターでコの字型のネジ金具に猫足を彫って取り付けたもの。ロック出来るように、留め金はコルクにしてボンドで付けました。

全てが終わって、遠目から見た時に「あれ?歪んでる?」と気がついた私。
日本の建具技術は奥が深く、今在る形は洗練された職人さんの知恵の結晶だと実感しました。
私たちが使う分には、問題は無いと主人が言ってくれたので、このまま使っています。
後日、別件で訪れた職人さんが、玄関ゲートを褒めてくれました。そして、建具の歪みに関して、歪みが酷くなったら行う、後から直すやり方を教えてくれました。その時に、強度や歪み補正のための建具の在り方を聞いて、そうだったのかと納得。
職人さん、ありがとう!!心から尊敬です。
