小松菜とルッコラの水耕栽培 結果と考察

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この夏、葉物野菜を育ててみて分かったことが1つ。レタスもだけれど、葉物野菜は夏の激熱シーズンには成長を止めてしまうようだ。

育成と気温の関係なのだろうけど、9月下旬から10月に入り、小松菜もルッコラも一回り大きくなった。それでも小さいけれど、葉っぱがそれぞれに特徴的に育ち始めているので、本当は涼しい部屋で育てた方が良かったのだと結論付けている。

ルッコラの葉がそれらしい形になってきたのも最近だ。

1週間に1~2回の水耕栽培用の肥料を与え続けたが、成長の度合いが1カ月以上にわたり、ストップしてしまっていた。

気温が30度以下で、25度を割ったあたりからすくすくと成長しだしたのだ。


こちらの小松菜も、葉が色深くなって一回り大きくなった。

小松菜独特の葉の色と形が小ぶりながらも、しっかり出てきている。

今回の栽培で分かったことは、種の袋に書かれた発育のための適正温度を守らないと、酷暑の中で植物は成長を止めてしまう。おそらく、暑さ対策のために自身が保有するエネルギーを使ってしまい、成長が止まっているように見えるのではないか?と推測する。

凄いなと感心してしまうのは、農家さんだ。水耕栽培と土壌栽培の違いはあれど、しっかりと季節に殉じて作物を作りあげていく。天候、季節、土壌状態などに対し、経験と創意工夫で乗り越えて作物や自然と対話しながら作っていくのは物凄いことなのだと思う。

そして、日本という南北の地域差を利用した市場によって、野菜の出回る時期がずれていくことで、食卓にいつもの野菜たちが『有る』のである。

生産者と市場。この結びつきが私たちの食生活を支えている。年々季節感のずれや悪天候による被害が多くなっている。政治家さん達には、こうした影で支えてくれている生産者の方々が災害被害にあった時に、支援や保護をして日本の農業が減っていかない方向性を創り出してほしいと切に願う。

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