
7年以上前にニトリで買った丸洗い可能な餃子クッション。愛犬の休息の為に購入したものだったが、それが役立ってしまったのは晩年だった。
旅立つ半年くらい前から歩行困難になって、大型犬用のバギーに入ってもらい、外の風を楽しんでもらっている時の身体を支えるクッションにも活用出来た。
川っぺりまでバギーで進み、バギーから愛犬を降ろして、横抱きに抱えて愛犬の足が地面に軽く触れるように、浮かしては着けるを繰り返し、50mほど深いスクワットをした状態で蟹歩きのように進んで行く。道行く方々は驚きつつも褒めて下さったが、介護というよりはヨチヨチ歩きの赤ちゃんを育てている感じだった。
あの時は主人も私も必死になって、愛犬が散歩している感覚になれるように頑張った。日に日にスクワットにも愛犬を抱える事にも慣れて、筋肉がついてきたのかと二人で思っていたら、愛犬の体重が悲しくなるほど少なくなっていて、その命が尽きようとしている事を知って悲しんだ。
そんな介護に使っていた餃子クッション。ヒスイ色と白色とピンク色。ピンク色は、愛犬が好んで使っていたもの。いつまでも抱き枕で寝れるように、一緒に埋葬した。
残った白とヒスイ色のクッション。
丸洗い出来て、清潔に保てるのが一番のメリットだと思う。洗ったからといって、愛犬との思い出が消える訳でもない。綺麗に保っておこうと女王の椅子(大きな座椅子ソファ)とカーペットの所に置いていたら、餃子クッションを使うものが現れた。

自らウチに来ることを選んだ黒猫。我が家の愛猫である。
小柄な彼女には、餃子クッションが身体にフィットするらしく、寄りかかって枕の様にしている。
彼女は、愛犬が使っていた女王のクッションや餃子クッションを上手く使いこなしている。
しかも、元気だった愛犬と同じような寝姿でねているので、検索で犬と探しても猫と探しても、どちらにも同じ格好の愛猫と愛犬が出てくる。
こんな奇跡があるのだろうか!
猫は快適な場所を探す名手だ。
だとしたら、愛犬も餃子クッションの使い心地は良かったのだろうと納得できる。あれもこれもたくさんやってあげれば良かったと、後悔する日々だったが、愛猫が餃子クッションに寄りかかって、ゴロゴロと喉を鳴らしている姿を見ると、心が救われる気持ちだ。
餃子クッション、可愛いフォルムもさることながら、愛猫には使い勝手の良い枕になった。
いや~良い製品をありがとう!!ニトリさん!!
