箱根駅伝 監督と選手達の絆

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 お正月の風物詩となっている『箱根駅伝』。1月2日に読売新聞社前から始まり、5人の走者が区間を繋いで箱根の芦ノ湖のゴールまで“上り”を競う。そして1月3日に“下り”として5人の走者が、ゴールの読売新聞社前まで区間を繋いで競う。

 今年も10時間41分20秒の大会新記録で青山学院大学が優勝した。そして、駅伝の凄みは優勝だけではない。区間のタイムで新記録を出したり、シード権争いで10位以内に入ることも来年を見据えての競い合いだ。今年は4校がデットヒートを繰り広げ、ゴール近くでの死闘が繰り広げられた。

 駅伝でいつも驚くことがある。優勝した青学の原晋監督の声掛けと、選手の笑顔が印象的なのだ。走行者は寡黙に走る。苦しさや辛さが顔に出る者も多い。そんな中で、9区を走った青学の田中選手の笑顔は、見ている此方も笑顔になるくらいの爽やかさがあった。そして、区間でタスキを渡し終わった選手に「ありがとう!」と原監督の声がかけられる。

 他校も物凄く頑張って箱根駅伝に挑んだに違いない。でも、テレビ画面で見ていると、違いが分かる。監督と選手の『絆』が半端ない。こんなにも、ハッキリ伝わってくる繋がりがあるだろうか。

 区間に選ばれた10人は、個で走っている訳ではなく、部員62名の思いを背負って走っている。走行中もその思いの繋がりが、次の走行者が楽になるよう、有利になるよう、自身を鼓舞させて苦しさを跳ね除けたのだろう。

ゴール後に監督、田中選手、寮母でもある監督の奥さんを胴上げしていたのが印象的だ。インタビューを見ても、青学の選手の言葉は優しさと仲間への信頼があふれたものとなっている。

さぁ、夕方からは3時間の駅伝ダイジェスト。特番を見て、感動と友情をもう一度!!

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