安心できる面白さ

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笑いのツボは何ですか ?

笑いのツボは、面白さ。でも、ただ面白ければ良い訳じゃない。

加虐的に見えるようなやり方で相方をバシバシ叩いたり、必要以上に人を罵ったり、悪口の様な聞くに堪えない言葉を言って毒を吐くのは、とても聞いていられない。芸風なのでしょうが、心がざわついて気分が悪くなるので見ていられない。私たち夫婦は直ぐにチャンネルを変えてしまう。

イジリという様な、前フリでなら少しは許容範囲かもしれないけれど、悪意的な言葉をずっと聞くのは精神的に楽しくないからです。私たちだけかなと思いましたが、芸人さんも相方の頭を叩いていた回数を減らしたり、芸風を変えてもっと成功した人もいるではありませんか。

悪い言葉は単発的なウケで、子供にも悪影響をきたし、世の中のニーズやベクトルは良い言葉を使って笑いを取る方が長く重用される事に気がついたのでしょうか。

そう思ってテレビを見ていると、某番組で有吉さんが「あんまり悪いことばっかり言ってもね」と仰ってました。

彼は元猿岩石のボケ担当でもありネタを作っていた方なので、一回売れなくなってから今の状態に返り咲くまで相当の研鑽を積んだのかもしれません。毒舌トークで復帰してから、徐々にその話術が進化したというか。MCとしてゲストを迎え、話を聞きながらツッコミ相槌のような軽いストレートな切り込み方に『毒舌風』な応対をしているように見えます。

とても正直で細やかな方なのだと思いました。そして、言葉の持つ威力も分かっている方なのだなと。

錦鯉のお二人も何かの番組で「あんまり頭叩きすぎても」と、子供が真似するし教育上良くないのだと仰っていて、優しい方々なのだなぁと誠実さに納得して好感が持てました。


番組でいうならバラエティ番組

『バナナサンド』の番組は、笑いのツボです。特に「ハモリ我慢ゲーム」が!最初は衝撃的でした。全国放送で普段美声を聞かせてくれる歌手やアイドルが音を外しながら真剣に歌う姿は、可笑しいを通り越して申し訳ないと思いつつも大爆笑してしまう。他のどのゲームをとっても視聴者も見ながら参加出来て、笑いのクオリティが高い。心が豊かになる癒し番組だと思いました。この番組作った方、物凄いと思います。

ただ、1つの難点は、番組中の汁物やビールは心して飲まないといけないこと。気を抜いていると、噴出して夕食の料理が大惨事になる。

『嗚呼 みんなのどうぶつ園』の「保護猫活動」も応援したくなります。内容は本当に真剣に皆さん猫ちゃん達を保護して慣れさせているので感動します。では何が笑えるのかと言うと、池崎さんの前田裕太さんに対するナレーションが面白く、何でも絵になる前田さんに嫉妬しているようにボソっとツッコむような話し方がツボです。

『プレバト』は勉強になるし、夏井先生と梅沢さんの掛け合い漫才のようなやりとりも面白い。先生陣の作品を見た反応が素敵だと思う。ゲスト出演者のガッツや根気や気迫などが、テレビ越しにも伝わっているのが凄い。情操教育とバラエティが合わさった探求心や意欲のツボをくすぐる番組です。

『バナナマンのせっかくグルメ』も見ていて楽しいです。地元の美味しい食べ物も知ることが出来るしほのぼの安心して見ていられる。地元の方との交流が見ていて心温まる感じで、私には笑いのツボというより、癒しのツボのような番組です。

いろいろ話してきましたが、私にとっての笑いのツボは『安心できる面白さ』なのだと思います。

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